客観解析

 数値予報を実行するためには、初めに三次元空間のすべての格子点で、ある時刻の気温、風、水蒸気量などの大気や海洋・陸地の状態(初期値という)を与える必要があります。不規則に分布した観測データから、規則的な格子点での初期値を与える過程を客観解析と言います。より正確な初期値を作成することが精度の高い数値予報につながるため、客観解析の手法にも多くの改良が重ねられてきました。現在は、観測データと数値予報モデルで計算する大気の時間変化がバランスした初期値を作成する「四次元変分法」という高度な手法や、最新の観測データをいち早く取り込むために計算負荷が比較的小さい「三次元変分法」による解析を高頻度に行う手法を用いています。
 世界中の地上観測、高層観測、衛星観測などのデータがリアルタイムで集信されて解析に利用されています。陸地の分布からわかるように、地上の観測点は北半球陸上に片寄り、海洋上や発展途上国周辺では観測データが大変少ない状況にあります。このため、静止気象衛星や極軌道衛星の観測データが、全球を覆う観測データとして今では不可欠なものとなっています。

観測データの分布図

高層観測の地点

観測データの分布図

極軌道衛星による観測データの分布

参考リンク

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