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空港における気象観測

 全国の航空気象官署などでは航空機の安全な離着陸を確保するため、航空気象観測を行っています。
 航空気象観測で観測する気象要素は、風、視程、滑走路視距離(観測装置設置空港のみ)、大気現象、雲、気温、露点温度、気圧、降水量、積雪又は降雪の深さの10種類で、観測の種類は次のとおりです。


空港における気象観測種目・方法・内容
観測種目 観測方法 使用する測器 観測の内容
①風 風向 測器 風車型風向風速計 2分間(離着陸のための通報用)
及び10分間(その他の通報用)
平均風向風速、風向の変動幅、
最大・最小瞬間風速など
風速
②視程 目視又は測器 視程計 卓越視程、方向視程など
③滑走路視距離 測器 滑走路視距離観測装置 滑走路上の見通せる距離
④大気現象 目視又は測器 空港気象ドップラーレーダー
空港気象ドップラーライダー
雷監視システム
視程計又は滑走路視距離観測装置
雨、雪、霧、雷電、竜巻など
⑤雲 雲量 目視又は測器 シーロメーター 雲層別の量
雲形 目視
雲層別の形
雲底の高さ 目視又は測器 シーロメーター 雲層別の雲底の高さ
⑥気温 測器 電気式温度計又は通風型乾湿計 日最高・最低気温など
⑦露点温度 測器 電気式湿度計、露点式湿度計
又は通風型乾湿計
湿度など
⑧気圧 飛行場現地気圧 測器 電気式気圧計又は振動式気圧計 海面気圧、気圧変動など
高度計規正値 QNH(平均海面上3mの高さの
値に換算した気圧)
⑨降水量 測器 転倒ます型雨量計 降水強度、1時間降水量など
⑩積雪又は降雪の深さ 測器 積雪計、雪尺又は雪板


常時観測

 空港及び空港周辺の気象現象に常に注意を払い、気象の変化を捉えるために行う観測です。

定時観測

 航空気象官署ごとに決められた観測時刻に行う観測です。毎正時に観測を行う官署と、毎30分に観測を行う官署があります。

特別観測

 定時以外に行う観測で、次の3種類に分けられます。

特別観測

 航空機の運航に影響を与えるような、重要な気象現象の変化があったときに行う観測です。空港によって設備や地理的条件が違うため、特別観測を行う基準は空港ごとに細かく定められています。

照会特別観測

 航空機の離着陸に利用する資料とするため、航空会社や運航管理者から照会があったときやあらかじめ照会があったときに、照会された気象要素について行う観測です。

事故特別観測

 飛行場やその周辺で航空機の事故が発生したときに行う観測で、事故調査のための資料とする観測結果を得るために行われます。

航空気候表

 各飛行場について、過去5年間の観測データに基づく統計資料を航空気候表として作成し、毎年更新しています。航空気候表はこちらをご覧ください。

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