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空域に関する気象情報

 航行中の航空機にとって、乱気流や火山灰、機体への落雷・着氷の発生は、運航の安全性と快適性に大きな影響を及ぼします。気象庁は、日本付近や太平洋上の気象監視を行い、雷電、台風、乱気流、着氷及び火山の噴煙に対する注意を喚起するために、シグメット情報や国内悪天予想図などを発表しています。パイロットや運航管理者などはこれらの情報などを利用し、最適な飛行ルートを決めています。

シグメット情報

 福岡飛行情報区(福岡FIR)の空域を対象に、航空機の運航に大きな影響をもたらす気象などの現象が、観測または予想される場合には「シグメット情報(SIGMET)」という空域気象情報を発表し、注意を喚起しています。具体的には、強い乱気流や着氷、雷電、台風、火山の噴煙等が観測または予想される場合、その現象の広さ、高度及び移動速度について、予想期間を示して発表しています。シグメット情報は、国内外の気象機関や管制官、パイロットなどに提供しています。

FIR:Flight Information Region(飛行情報区)
各国の航空管制機関が航空管制の責任を受け持つ空域をいい、名称には国名だけでなく飛行情報業務を担当するセンターの名称がつけられています。日本では航空交通管理(ATM)センターが福岡県福岡市にあるので、「福岡飛行情報区」と呼んでいます。

  担当空域

悪天予想図など

 航空機の運航及び航空交通の管理に影響を及ぼすおそれがある気象などの現象に関しては、図情報も発表しています。国内や日本周辺の空域などの悪天に対し、おおむね6時間先を予想する「国内悪天予想図」、空域の実況を記載した国内悪天実況図、空域の実況の悪天域に関するコメントを付した「国内悪天解析図」を航空関係機関に提供しています。また、東京、中部、関西の進入管制区に対して、航空機の安全と効率的な運航の支援を主な目的として、「狭域悪天予想図」及び「狭域悪天実況図」、小型機の安全と効率的な運航の支援を主な目的として、下層空域の悪天を対象とした「下層悪天予想図」を提供しています。 さらに、国内の飛行場や空域などの悪天情報をまとめたものとして、「全国航空気象解説報」を発表しているほか、国内及びその周辺の上空の風や気温などの立体構造を把握することができる「毎時大気解析」も提供しています。

国内悪天予想図

 地上からおよそ150hPa気圧面(約14,000m)までの高度に予想される、雷電や乱気流など航空機の運航に重要な影響を及ぼす悪天域、地上の低気圧・高気圧などの位置や中心気圧、移動方向・速度、前線、5,000ft(約1,500m)と10,000ft(約3,000m)の0℃の等温線などの予想を図示したもので、6時間ごとに一日4回作成しています。

国内悪天予想図

国内悪天解析図

 気象レーダーや気象衛星画像に、航空機から通報された乱気流や着氷などの実況を重ね合わせ、それに予報官によるジェット気流の解析や悪天域に関する簡潔なコメント文を加えた図情報です。国内航空機の主な運航時間となる6時から21時(日本時間)まで3時間ごとに一日6回作成しています。

国内悪天解析図

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