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飛行場に関する気象情報

 航空地方気象台や航空測候所では、航空機の運航や空港の施設などに影響を及ぼす風向風速や視程・天気などの要素について、飛行場予報飛行場警報・飛行場気象情報を発表しています。これらの情報は、航空管制機関、航空会社の運航管理者やパイロットに提供しています。なお、飛行場予報については、国外の航空管制機関や航空会社などにも配信されます。

飛行場予報

 飛行場予報は、出発前に飛行計画を作成するときや、飛行中に到着予定時刻の目的空港の気象状況がどのようになっているのかを把握するために利用されており、下図のような特徴があります。

【特徴1】
予報する範囲が空港を中心に半径9kmに限定されています。
【特徴2】
風向の変化や視程、雲の高さ、雷、霧といった離着陸に影響を及ぼす大気現象について予報します。
特徴1 特徴2
【特徴3】
「××時から風は南から北西に変わる」というように時間的に細かに現象の発生、変化を予報します。
【特徴4】
「視程は△△△メートル」というように現象を具体的な数値で量的に予想します。
特徴3 特徴4



飛行場予報の内容

 飛行場予報を担当する航空気象官署は、航空機の運航形態に合わせた飛行場予報を発表しています。空港周辺の気象状況が急変した場合などには、発表時刻以外でも随時新しい飛行場予報を発表します。

種  類 内  容 発表回数
発表時刻(UTC
予想要素 有効期間
 運航用飛行場予報
 (略号:TAF)
 航空機運航のための飛行場予報
 (全国の37空港を対象に発表)
 1日4回
 00、06、12、18時
 風向風速
 視程
 天気
 雲
 発表から30時間
 着陸用飛行場予報
 (略号:TREND)
 到着予定前おおむね1時間以内の航空機の着陸用の飛行場予報
 (東京、成田、中部、関西国際空港を対象に発表)
 1日48回
 毎30分
 風向風速
 視程
 天気
 雲
 発表から2時間
 離陸用飛行場予報
 (略号:TAKE-OFF FCST)
 出発前おおむね3時間以内の航空機の離陸用の飛行場予報
 (東京、成田、中部、関西国際空港を対象に発表)
 1日8回
 00、03、06、09
 12、15、18、21時
 気温
 風向風速
 気圧
 発表から6時間
 飛行場時系列予報
 発表から12時間までは1時間毎、12~30時間は3時間毎の時系列予報
  (全国37空港を対象に発表)
 1日4回
 00、06、12、18時
 風向風速
 視程
 天気
 雲
 発表から30時間
  UTC(Universal Time Coordinated):「協定世界時」のことで、UTCの時刻に+9時間すると日本時間になります。

飛行場時系列予報の例
飛行場時系列予報の例(東京航空地方気象台発表)

飛行場警報・飛行場気象情報

 飛行場警報飛行場気象情報は、離着陸または駐機中の航空機や空港の施設などに被害が及ぶ気象状況が予想される場合に発表します。主に航空機の運航管理や空港施設の維持管理などに利用されています。

航空機や空港施設の管理

飛行場警報の内容

 飛行場警報とは、重大な災害の起こるおそれがあることを警告する予報です。飛行場予報を担当する航空気象官署は、空港に停留中の航空機を含む地上の航空機や空港の施設などに大きな被害を起こすおそれのある気象状況が予想された場合、民間航空会社などの運航責任者、空港の管理者などに対し、飛行場警報を発表し警戒を促しています。


種  類 発表基準 有効期間
 飛行場強風警報  10分間平均風速34kt以上48kt未満(約17.2m/s以上約24.5m/s未満)の風速が予想される場合  現象継続期間
 (最大6時間)
 飛行場暴風警報  10分間平均風速48kt(約24.5m/s)以上の風速が予想される場合(ただし、熱帯低気圧による64kt〔約32.7m/s〕以上の風速が予想される場合は除く)
 飛行場台風警報  熱帯低気圧により10分間平均風速64kt(約32.7m/s)以上の風速が予想される場合
 飛行場大雨警報  大雨によって重大な災害が起こるおそれがあると予想される場合
 飛行場大雪警報  大雪によって重大な災害が起こるおそれがあると予想される場合
 飛行場高潮警報  高潮によって重大な災害が起こるおそれがあると予想される場合
 ※飛行場大雨、大雪、高潮警報の具体的な基準は、空港の地理的条件や管理上の条件などを考慮して空港ごとに定めています。

飛行場気象情報の内容

 飛行場予報を担当する航空気象官署は、空港に停留中の航空機を含む地上の航空機や空港の施設などに被害を起こすおそれのある気象状況が予想された場合、民間航空会社などの運航責任者、空港の管理者などに対し、飛行場気象情報を発表して注意を促しています。


種  類 発表の目安 有効期間
 ウィンドシアー  空港からおおむね9km以内において、高度1,600ft(約490m)以下でウィンドシアーが予想される場合又は高度3,000ft(約910m)以下でウィンドシアーが観測された場合  現象継続期間
 (最大6時間)
 大 雪  大雪によって被害を及ぼすおそれがある場合*1  現象継続期間
 (最大12時間*2
 雷  空港からおおむね20km以内で、雷の発生が予想される場合又は雷が観測された場合  現象継続期間
 (最大6時間)
 *1 「大雪に関する飛行場気象情報」の発表の目安は、各空港の除雪体制などに応じて定めています。
 *2 予測の対象期間は最大24時間としており、情報の有効期間と必ずしも一致しない場合があります。


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