気象業務はいま 2020

概要

 「気象業務はいま」は、広く国民の皆様に、気象庁の業務の全体像をご理解いただくことを目的として刊行しています。


気象庁編
出版社:研精堂印刷株式会社
価格:2,700円+税
発行:2020年6月
ISBN:978-4-904263-11-2

<政府刊行物センターでも取り扱っています>

気象業務はいま2020(全文)[pdf形式:52MB]
※Adobe Reader 7以降



目次

はじめに

特集 激甚化する豪雨災害から命と暮らしを守るために

    1. 1 地球温暖化と大雨リスクの増加
    2. 2 豪雨災害から命を守るために ~防災気象情報の伝え方改善に向けた取組~
      1. (1)気象庁(気象台)のもつ危機感を効果的に伝える取組
      2. (2)防災気象情報をより一層活用しやすくする取組
      3. (3)各種の防災情報を効果的に分かりやすくシンプルに伝える取組
      4. (4)大雨特別警報について理解を促進するための取組
      5. コラム  緊急時の記者会見に手話通訳を導入
      6. コラム 台風・高潮災害の怖さを忘れぬために ~伊勢湾台風60年シンポジウム「台風と高潮」~
    3. 3 令和元年の風水害と新たな課題への対応
      1. (1)令和元年の災害
      2. ア.令和元年東日本台風(台風第19号)
      3. イ.令和元年房総半島台風(台風第15号)
      4. ウ.令和元年10月24日から26日にかけての大雨
      5. (2)新たに明らかとなった課題
      6. (3)新たな課題への対応策
      7. コラム 台風接近に伴う東海道新幹線の計画運休
    4. 4 防災気象情報を支える新たな技術
      1. (1)全球モデルの初期値作成処理の高度化
      2. (2)台風進路予報の改善
      3. (3)台風5日強度予報の開始
      4. (4)台風発生前からの台風5日予報の開始
      5. コラム 災害をもたらした台風の実態に迫る

トピックス

  1. Ⅰ 自然災害から身を守るための気象業務
    1. トピックスⅠ-1 「南海トラフ地震臨時情報」の提供開始
      1. (1)南海トラフ地震とは
      2. (2)南海トラフ地震に対する新たな防災対応
      3. (3)「南海トラフ地震臨時情報」の提供開始
      4. (4)「南海トラフ地震臨時情報」が発表されたらどうすればよいのか
      5. コラム 南海トラフ地震 地域「防災・減災」シンポジウム2019を開催しました
      6. コラム 南海トラフ地震臨時情報を受けた地方自治体の対応
      7. コラム 「ゆっくりすべり」を捉える
    2. トピックスⅠ-2 海底から地震・津波を捉える ~海底地震津波観測網による緊急地震速報、津波警報の改善~
      1. コラム 海底地震津波観測網とは
    3. トピックスⅠ-3 津波警報等の視覚による伝達のあり方
      1. (1)はじめに
      2. (2)津波警報等の視覚による伝達のあり方検討会
      3. ア.検討に当たって
      4. イ.海水浴場における津波警報等の旗による伝達の有効性検証
      5. ウ.検討結果
      6. コラム 3月11日の津波、聴覚障害者は「逃げろ!」の声が全く聞こえなかった…
      7. コラム 津波警報等の視覚による伝達手段の検討に聴覚障害学生とともに参加して
    4. トピックスⅠ-4 天気分布予報と地域時系列予報を改良しました
    5. トピックスⅠ-5 大雪への備え ~雪に関する新たな情報~
    6. トピックスⅠ-6 台風に関するハイレベル東京会議
      1. (1)会議概要
      2. (2)東京宣言
      3. (3)熱帯低気圧RSMC 東京センター30周年記念式典
  2. Ⅱ 地球環境を見守り、未来に繋げるための気象業務
    1. トピックスⅡ-1 海洋気象観測船が捉えた海洋の深層循環
    2. トピックスⅡ-2 IPCC 海洋・雪氷圏特別報告書の公表
    3. トピックスⅡ-3 高層気象台創立100年を迎えて
    4. トピックスⅡ-4 南極昭和基地の60年
  3. Ⅲ 社会や暮らしの中の気象業務
    1. トピックスⅢ-1 外国人に向けた防災気象情報の提供
    2. トピックスⅢ-2 気候予測データを活用した営農支援
      1. コラム 気象情報を利用した害虫対策
    3. トピックスⅢ-3 気象データ利活用の進展
      1. コラム 不確実性の高い分野への気象データ活用の挑戦
    4. トピックスⅢ-4 AIを用いた竜巻等突風の自動探知・進路予測技術の研究開発
    5. トピックスⅢ-5 気象科学館がリニューアルオープンします
      1. コラム この秋、気象庁は港区虎ノ門に移転します

第1部 国民の安全・安心を支える気象業務

  1. 序章 はじめに
    1. 1節 気象情報の流れ
    2. 2節 気象庁ホームページ
    3. 3節 防災情報提供センター
  2. 1章 気象の監視・予測
    1. 1節 気象の監視と情報発表
      1. (1)気象等の特別警報、警報、注意報及び気象情報
      2. ア.気象等の特別警報・警報・注意報及び気象情報の役割
      3. イ.気象等の特別警報・警報・注意報
      4. ウ.各災害に関する防災気象情報
      5. エ.その他の防災気象情報
      6. コラム 急発達する積乱雲の監視と情報発表
      7. (2)天気予報、週間天気予報、季節予報
      8. ア.天気予報
      9. イ.週間天気予報
      10. ウ.季節予報
      11. (3)その他の情報
      12. ア.光化学スモッグなどの被害軽減に寄与するための情報提供
      13. イ.熱中症についての注意喚起
    2. 2節 気象の観測
      1. (1)地上気象観測
      2. (2)レーダー気象観測
      3. (3)高層気象観測
      4. ア.ラジオゾンデ観測
      5. イ.ウィンドプロファイラ観測
      6. (4)静止気象衛星ひまわり
  3. 2章 地震・津波と火山の監視・予測
    1. 1節 地震・津波の監視と情報発表
      1. (1)地震に関する情報
      2. ア.緊急地震速報(地震動特別警報・地震動警報・地震動予報)
      3. イ.地震情報
      4. (2)津波に関する情報
      5. (3)「南海トラフ地震に関連する情報」と「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」
      6. (4)地震調査研究の推進とその成果の気象業務への活用
    2. 2節 火山の監視と情報発表
      1. (1)火山の監視
      2. ア.111 活火山と火山監視・警報センター
      3. イ.火山活動を捉えるための観測網
      4. ウ.現地調査
      5. エ.災害を引き起こす主な火山現象
      6. (2)噴火警報と噴火予報
      7. (3)噴火警戒レベル
      8. ア.噴火警戒レベルの考え方
      9. イ.噴火警戒レベルの設定と改善
      10. (4)その他の情報等
      11. (5)火山噴火予知連絡会
      12. コラム 桜島と共生する火山防災トップシティとしての取組(鹿児島県鹿児島市)
  4. 3章 地球環境の監視・予測
    1. 1節 異常気象などの監視と情報発表
      1. (1)異常気象の監視
      2. (2)エルニーニョ/ラニーニャ現象等の監視と予測
    2. 2節 気候変動の監視・予測
      1. (1)気候変動の監視
      2. (2)気候変動の将来予測
      3. コラム 地球温暖化に伴うアジアモンスーン地域の降水変化
    3. 3節 海洋の監視
    4. 4節 環境気象情報の発表
      1. (1)オゾン層・紫外線の監視と予測
      2. (2)黄砂の監視と予測
      3. コラム 黄砂解析予測図の提供開始
      4. (3)ヒートアイランド現象の監視・実態把握
    5. 5節 地磁気観測
  5. 4章 交通の安全などのための取組
    1. 1節 「空の安全」に欠かせない気象情報
      1. (1)空港の気象状況の変化を捉える
      2. コラム 空港低層風情報の提供
      3. (2)空港の安全と経済的な運航のために
      4. (3)飛行中の航空機の安全を守るために
      5. ア.空域の気象情報
      6. コラム 航空気象用積乱雲情報・霧監視プロダクトの提供
      7. イ.航空路火山灰情報
      8. (4)より役立つ情報提供を目指して
      9. ア.数値予報モデルを用いた精度向上
      10. イ.気象衛星データによる火山灰監視の高度化
      11. (5)ISO9001 品質マネジメントシステムの導入
    2. 2節 船舶の安全などのための情報
      1. (1)日本近海を対象とした情報
      2. (2)外洋を対象とした情報
      3. (3)沿岸防災のための情報
  6. 5章 産業の興隆などのための取組
    1. 1節 生産性向上に向けた取組
      1. (1)はじめに
      2. (2)産業界で進む気象データの活用
      3. ア.ビッグデータである気象データ
      4. イ.Society5.0における気象データ
      5. ウ.気象データの活用の状況と課題
      6. (3)気象データ利活用促進による社会の生産性向上に向けた取組の推進
      7. ア.基盤的気象データのオープン化・高度化
      8. イ.「気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)」と連携した気象データ利活用の促進
      9. ウ.民間気象事業者等に対する支援
      10. コラム 気象ビジネス推進コンソーシアムの活動に参加して
    2. 2節 民間の気象事業
      1. (1)予報業務の許可制度
      2. (2)気象予報士制度
  7. 6章 地域の防災力向上へ向けた取組
    1. 1節 災害に備えた平時の取組
      1. (1)実際の防災行動を行う住民等への普及啓発
      2. (2)防災の最前線に立つ市町村等への支援
      3. コラム 「あなたの町の予報官」
    2. 2節 災害時の市町村等の防災対応を支援する取組
      1. コラム 気象庁防災対応支援チーム(JMA Emergency Task Team:JETT)
    3. 3節 次の災害に備えて
      1. コラム 地域防災の責務を果たすために ~市町村の活動に『気象予報士』の活用を~

第2部 気象業務を高度化するための研究・技術開発

  1. 1章 大気・海洋に関する数値予報技術
    1. 1節 数値予報とは
    2. 2節 数値予報モデルの現状
      1. (1)全球モデル、メソモデル、局地モデル
      2. (2)季節予報モデルと長期再解析
      3. (3)海に関する数値モデル
      4. (4)物質輸送モデル
    3. 3節 数値予報の技術向上と精度向上
    4. 4節 地球温暖化予測
  2. 2章 新しい観測・予測技術
    1. 1節 船舶搭載GNSSによる水蒸気観測
    2. 2節 AI 技術の活用による「統合型ガイダンス」の開発
  3. 3章 地震・津波、火山に関する技術開発
    1. 1節 地震や津波の災害軽減のための技術開発
    2. 2節 火山監視・予測のための技術開発
      1. コラム 火口周辺調査に無人航空機(ドローン)を導入
  4. 4章 大学や研究機関と連携した研究・技術開発
    1. コラム 気象研究所中期研究計画

第3部 気象業務の国際協力と世界への貢献

  1. 1章 世界気象機関(WMO)を通じた世界への貢献
    1. コラム 第18回世界気象機関(WMO)総会
    2. コラム 世界気象機関(WMO)による開発途上国支援
  2. 2章 国連教育科学文化機関(UNESCO)を通じた世界への貢献
  3. 3章 国際民間航空機関(ICAO)を通じた世界への貢献
  4. 4章 各国気象機関等に対する人材育成支援・技術協力
    1. (1)WMO 等の活動を通じた協力
    2. (2)国際協力機構(JICA)と連携した協力
    3. (3)気象衛星「ひまわり」を活用した協力
    4. コラム 大洋州における人材育成支援
  5. 5章 我が国の質の高い観測機器の海外展開支援
    1. コラム 気象レーダーセミナーの開催 ~アジアにおける日本製気象レーダー等の普及を推進~

第4部 最近の気象・地震・火山・地球環境

  1. 1章 気象災害、台風など
    1. 1節 平成31年/令和元年(2019年)のまとめ
    2. 2節 平成31年/令和元年(2019年)の主な気象災害
    3. 3節 平成31年/令和元年(2019年)の台風
      1. コラム 平成31年/令和元年(2019年)の台風の特徴
  2. 2章 天候、異常気象など
    1. 1節 日本の天候
    2. 2節 世界の主な異常気象
    3. 3節 世界と日本の平均気温
    4. 4節 大雨・短時間強雨
    5. 5節 大気中の二酸化炭素
    6. 6節 その他の温室効果ガス
    7. 7節 海面水温
    8. 8節 海洋中の二酸化炭素
    9. 9節 オホーツク海の海氷
  3. 3章 地震活動
    1. 1節 日本及びその周辺の地震活動
    2. 2節 世界の地震活動
  4. 4章 火山活動
  5. 5章 黄砂、紫外線など
    1. 1節 黄砂
    2. 2節 オゾン層・紫外線
    3. 3節 日射と赤外放射

資料編

全国気象官署等一覧

用語集

「気象業務はいま2020」の利用について

「気象業務はいま」CSVデータ一覧

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参考リンク集

(1)気象庁について

(2)気象関係資料

(3)地震、津波、火山関係資料

(4)地球環境関係資料

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