気象業務はいま 2018

概要

 「気象業務はいま」は、広く国民の皆様に、気象庁の業務の全体像をご理解いただくことを目的として刊行しています。


気象庁編
出版社:研精堂印刷株式会社
価格:2,700円+税
発行:2018年6月
ISBN:978-4-904263-09-9

<政府刊行物センターでも取り扱っています>

気象業務はいま2018(全文)[pdf形式:36.8MB]
※Adobe Reader 7以降



目次

はじめに

特集 地域における気象防災の強化に向けた取組

  1. 1 はじめに
  2. 2 地域における気象防災の強化に向けた取組
    1. (1)地域における気象防災業務の方向性
    2. (2)具体的に推進する取組
    3. ① 平時から強化しておくべき取組
      1. ア. 防災気象情報等の「読み解き」に資する取組の推進
      2. コラム 市町村による避難勧告等の発令を支援するための防災訓練(南大東島地方気象台)
      3. イ. 地域の気象防災力を向上させるための基盤の強化
      4. コラム 強風災害を契機とした地元首長及び自治体との連携強化(札幌管区気象台)
      5. コラム 「防災気象情報の原理」より「その情報の読み方」の説明を
      6. ウ. 防災の現場における気象防災の専門家の活用促進
      7. コラム 気象防災の専門家の育成 ~気象防災アドバイザー育成研修~
    4. ② 緊急時における市町村等の防災対応を一層支援する取組
      1. ア. 緊急時における気象解説の充実・強化
      2. コラム 秋田地方気象台長から市町村長へのホットライン
      3. コラム 防災判断の支援に向けた防災機関向け「予報官コメント」の改善について(広島地方気象台)
      4. イ. 気象台職員の自治体への迅速な派遣
      5. コラム 平成29年7月九州北部豪雨における気象支援について(朝倉市総務部防災交通課)
    5. ③ 災害後における緊急時の対応の「振り返り」
      1. コラム 平成29年7月九州北部豪雨の「振り返り」
    6. ④ 住民等を対象とした地域全体の気象防災力向上に向けた取組
      1. コラム みんなで作ろう!マイ・タイムライン(水戸地方気象台)
    7. ⑤ 都道府県や関係省庁の地方出先機関、既存の協議会と一体となった効果的・効率的な取組の推進
  3. 3 おわりに
    1. コラム これからの市町村支援を考える

トピックス

  1. Ⅰ 自然のシグナルをいち早く捉え、迅速にお伝えするために
    1. トピックスⅠ-1 平成30年1月23日に発生した草津白根山(本白根山)の噴火とその対応
      1. (1)草津白根山(本白根山)の噴火の概要
      2. (2)気象庁の執った措置及び草津白根山(本白根山)の噴火を踏まえた検討
    2. トピックスⅠ-2 南海トラフ地震に関連する情報の運用開始
      1. コラム 南海トラフ地震に関連する情報に寄せる期待
    3. トピックスⅠ-3 平成29年7月九州北部豪雨における「洪水警報の危険度分布」
      1. コラム 線状降水帯の発生メカニズム
    4. トピックスⅠ-4 気象レーダーの観測機能強化~二重偏波レーダーの導入~
    5. トピックスⅠ-5 緊急地震速報の提供開始から10年
      1. コラム PLUM 法の導入~緊急地震速報の精度向上(巨大地震への対応)~
    6. トピックスⅠ-6 40 年にわたり地球を見つめる「ひまわり」
      1. コラム 気象現業と先端研究のはざまで
      2. コラム ひまわり8 号の高頻度観測データによる予報精度向上
      3. コラム 静止気象衛星「ひまわり」による新たな国際協力~外国気象機関からのリクエストに応じた観測サービスの開始~
  2. Ⅱ 長期の監視から地球の今を知り、将来に備えるために
    1. トピックスⅡ-1 気候変動の影響への適応に関する気象庁の取組
    2. トピックスⅡ-2 12 年ぶりの黒潮大蛇行
    3. トピックスⅡ-3 太陽フレアによる地磁気変化がもたらす社会への影響と情報提供
    4. トピックスⅡ-4 小笠原諸島における気象業務50 年
  3. Ⅲ 気象情報の活用により、より豊かな暮らしを実現するために
    1. トピックスⅢ-1 気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC) セミナー等の開催
      1. コラム 人材育成WG の取り組みを通して
    2. トピックスⅢ-2 お天気データで未来を描くアイデアコンテストの開催
      1. コラム アイデアコンテストに参加して ~気象予報士からの視点~
      2. コラム 飲料事業者からみた気象情報の活用と今後の期待
      3. コラム 家電業界における気象データの利活用
  4. Ⅳ 最新の科学技術を導入し、気象業務の健全な発達を図るために
    1. トピックスⅣ-1 オールジャパンでの数値予報モデル開発
      1. コラム 「数値予報モデル開発懇談会」への期待
    2. トピックスⅣ-2 海上の水蒸気観測による豪雨予測精度向上
    3. トピックスⅣ-3 長周期地震動の実証実験

第1部 国民の安全・安心を支える気象業務

  1. 序章 はじめに
    1. 1 気象情報の流れ
    2. 2 気象庁ホームページ
    3. 3 防災情報提供センター
  2. 1章 気象の監視・予測
    1. 1 気象の監視と情報発表
      1. (1)気象等の特別警報、警報、注意報及び気象情報
      2. ア. 気象等の特別警報・警報・注意報及び気象情報の役割
      3. イ. 気象等の特別警報・警報・注意報
      4. ウ. 各災害に関する防災気象情報
      5. コラム 大雨・洪水警報は何が変わったの?
      6. コラム 中小河川の洪水は何に気をつけないといけないの?
      7. エ. その他の防災気象情報
      8. (2)天気予報、週間天気予報、季節予報
      9. ア. 天気予報
      10. イ. 週間天気予報
      11. ウ. 季節予報
      12. (3)その他の情報
      13. ア. 光化学スモッグなどの被害軽減に寄与するための情報提供
      14. イ. 熱中症についての注意喚起
    2. 2 気象の観測
      1. (1)地上気象観測
      2. (2)レーダー気象観測
      3. (3)高層気象観測
      4. ア. ラジオゾンデ観測
      5. イ. ウィンドプロファイラ観測
      6. (4)静止気象衛星ひまわり
  3. 2章 地震・津波と火山の監視・予測
    1. 1 地震・津波の監視と情報発表
      1. (1)地震に関する情報
      2. ア. 緊急地震速報(地震動特別警報・地震動警報・地震動予報)
      3. イ. 地震情報
      4. (2)津波に関する情報
      5. コラム 沖合津波観測に関する情報の充実
      6. (3)南海トラフ全域の地震活動・東海地域とその周辺の地殻変動の監視と情報提供
      7. (4)地震調査研究の推進とその成果の気象業務への活用
    2. 2 火山の監視と情報発表
      1. (1)火山の監視
      2. ア. 111 活火山と火山監視・警報センター
      3. イ. 火山活動を捉えるための観測網
      4. ウ. 現地調査
      5. (2)災害を引き起こす主な火山現象
      6. (3)噴火警報と噴火予報
      7. (4)噴火警戒レベル
      8. ア. 噴火警戒レベルの考え方
      9. イ. 噴火警戒レベルの設定と改善
      10. (5)降灰と火山ガスの予報
      11. (6)火山現象に関する情報
      12. (7)火山噴火予知連絡会
  4. 3章 地球環境の監視・予測
    1. 1 異常気象などの監視と情報発表
      1. (1)異常気象の監視
      2. (2)エルニーニョ/ ラニーニャ現象等の監視と予測
      3. コラム 四半世紀を迎えたエルニーニョ/ラニーニャ現象の監視・予測
    2. 2 地球温暖化問題への対応
      1. コラム 気候講演会「高校生と考える、地球温暖化とわたしたちの未来」の開催
    3. 3 海洋の監視と診断
      1. (1)海洋の監視
      2. (2)海洋の健康診断表
      3. コラム 世界中で「海洋酸性化」が進行
    4. 4 環境気象情報の発表
      1. (1)オゾン層・紫外線の監視と予測
      2. (2)黄砂の監視と予測
      3. (3)ヒートアイランド現象の監視・実態把握
      4. コラム 地球環境の鍵を握る南極へ、第60 次南極観測隊を派遣
    5. 5 地磁気観測
  5. 4章 交通の安全などのための取組
    1. 1 航空の安全などのための情報
      1. (1)空港の気象状況に関する情報
      2. (2)空港の予報・警報に関する情報
      3. (3)上空の気象状況に関する情報
      4. ア. 空域の気象情報
      5. イ. 航空路火山灰情報
      6. コラム 空域気象情報に関する東南アジア5 か国との国際協力枠組み
      7. (4)航空気象情報を支える技術
      8. ア. 数値予報モデルを用いた精度向上
      9. イ. 気象衛星データによる火山灰監視の高度化
      10. (5)航空交通管理に必要な気象情報
      11. (6)ISO9001 品質マネジメントシステムの導入
    2. 2 船舶の安全などのための情報
      1. (1)沿岸防災のための情報
      2. (2)日本近海を対象とした情報
      3. (3)外洋を対象とした情報
  6. 5章 産業の興隆などのための取組
    1. 1 生産性向上に向けた取組
      1. (1)はじめに
      2. (2)産業界での気象データの活用状況
      3. ア. ビッグデータ化する気象データ
      4. イ. 先端技術を用いた気象データの活用事例
      5. ウ. 気象データの活用状況と課題
      6. (3)気象データの利活用促進による社会の生産性向上に向けた取組の推進
      7. ア. 国土交通省生産性革命プロジェクト「気象ビジネス市場の創出」
      8. イ. 民間気象事業者等に対する支援
      9. (4)今後の取組に向けて
    2. 2 民間の気象事業
      1. (1)予報業務の許可制度
      2. (2)気象予報士制度
  7. 6章 地域の防災力向上への取組
    1. 1 地方公共団体の防災対策の支援
      1. (1)大雨時の地方公共団体への協力
      2. (2)地震・津波・火山災害時の地方公共団体への協力
    2. 2 住民への安全知識の普及啓発
      1. (1)地域防災力アップ支援プロジェクト
      2. (2)より効果的な取り組みへの発展に向けて
      3. (3)関係機関と連携・協力した普及啓発の取組
      4. (4)気象庁ワークショップ「経験したことのない大雨 その時どうする?」

第2部 気象業務を高度化するための研究・技術開発

  1. 1章 大気・海洋に関する数値予報技術
    1. 1 数値予報とは
    2. 2 数値予報モデルの現状
      1. (1)全球モデル、メソモデル、局地モデル
      2. (2)季節予報モデルと長期再解析
      3. (3)海に関する数値モデル
      4. (4)物質輸送モデル
      5. コラム エ-ロゾルの再解析データセット(JRAero)を開発
    3. 3 数値予報の技術開発と精度向上
    4. 4 地球温暖化予測
      1. コラム 地球温暖化により猛烈な台風が増える?内陸の豪雪が増える?
  2. 2章 新しい観測・予測技術
    1. 1 スーパーコンピュータシステムの更新
      1. (1)降水短時間予報の15 時間先までの延長
      2. (2)台風強度予報の5日先までの延長
      3. (3)メソアンサンブル予報システムの導入
    2. 2 鉄道の安全運行のための突風探知アルゴリズムの開発
    3. 3 水中グライダーによる高解像度海洋観測技術の開発
  3. 3章 地震・津波、火山に関する技術開発
    1. 1 地震災害軽減のための技術開発
    2. 2 津波災害軽減のための技術開発
    3. 3 火山の監視・予測のための技術開発
  4. 4章 大学や研究機関と連携した研究・技術開発
    1. コラム 気象研究コンソーシアム

第3部 気象業務の国際協力と世界への貢献

  1. 1章 世界気象機関(WMO)を通じた世界への貢献
    1. コラム 台風委員会年次会合を28年ぶりに日本で開催
  2. 2章 国連教育科学文化機関(UNESCO)を通じた世界への貢献
  3. 3章 国際民間航空機関(ICAO)を通じた世界への貢献
  4. 4章 国際的な技術開発・研究計画との連携
  5. 5章 開発途上国への人材育成支援・技術協力について

第4部 最近の気象・地震・火山・地球環境

  1. 1章 気象災害、台風など
    1. 1 平成29年(2017年)のまとめ
    2. 2 平成29年(2017年)の主な気象災害
    3. 3 平成29年(2017年)の台風
    4. コラム 平成29年(2017年)の台風の特徴
  2. 2章 天候、異常気象など
    1. 1 日本の天候
    2. 2 世界の主な異常気象
    3. 3 世界と日本の平均気温
    4. 4 大雨・短時間強雨
    5. 5 大気中の二酸化炭素
    6. 6 その他の温室効果ガス
    7. 7 海面水温
    8. 8 海洋中の二酸化炭素
    9. 9 オホーツク海の海氷
  3. 3章 地震活動
    1. 1 日本及びその周辺の地震活動
    2. 2 世界の地震活動
  4. 4章 火山活動
    1. コラム 海洋気象観測船「啓風丸」で観測された西之島の火山活動
  5. 5章 黄砂、紫外線など
    1. 1 黄砂
    2. 2 オゾン層・紫外線
    3. 3 日射と赤外放射

資料編

全国気象官署等一覧

用語集

「気象業務はいま2018」の利用について

「気象業務はいま」CSVデータ一覧

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「気象業務はいま2018」の文章部分をテキスト形式にしたものです。音声読み上げソフトなどにご利用ください。



参考リンク集

(1)気象庁について

(2)気象関係資料

(3)地震、津波、火山関係資料

(4)地球環境関係資料

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