数値予報の精度向上

数値予報の精度は年々向上しています。それをもたらしているのは、数値予報モデルの精緻化、解析手法の高度化、観測データの増加・品質改善、そして数値予報の実行基盤となるコンピュータの性能向上です。

全球モデルの予報誤差の経年変化を下図に示します。全球モデルの継続的な改良に伴い、上空約5,000~6,000mの高度に相当する500hPa高度の予測誤差は、年々小さくなっています。

全球モデルの台風の進路予測誤差も、年々の変動はありますが、長期的には改善傾向が見られます。現在の3日予測、2日予測の精度は、1990年代後半のそれぞれ2日予測、1日予測の精度と同等かそれ以上の精度となっています。

500hPa高度の予報誤差

台風進路予報誤差