気象業務はいま 2017

概要

「気象業務はいま」は、広く国民の皆様に、気象庁の業務の全体像をご理解いただくことを目的として刊行しています。


気象庁編
出版社:研精堂印刷株式会社
価格:2,700円+税
発行:2017年6月
ISBN:978-4-904263-08-2

<政府刊行物センターでも取り扱っています>

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目次

はじめに

特集 防災意識社会や社会の生産性向上に資する気象情報

  1. Ⅰ 防災意識社会を支える気象業務
    1. 1 はじめに
    2. 2 気象分野における取組
      1. (1)防災気象情報の高度化と利活用の促進
      2. コラム 「流域雨量指数の予測値」に寄せる期待
      3. (2)気象観測・予測技術の向上
    3. 3 地震・津波、火山噴火への取組
      1. (1)地震対策
      2. (2)津波対策
      3. コラム 大地震後の呼びかけの改善
      4. (3)火山対策
    4. 4 地域の防災力向上を支援する取組
      1. (1)地方公共団体の防災対策の支援
      2. コラム 三重県と津地方気象台との連携強化
      3. (2)住民の防災力向上を図る取組
      4. コラム 黒潮町と高知地方気象台の地域防災コラボ2016
    5. 5 今後の取組に向けて
      1. コラム 「コンテンツ」と「伝達」を担う気象庁への期待
  2. Ⅱ 社会の生産性向上に資する気象データとその利用の推進
    1. 1 はじめに
    2. 2 産業界での気象データの活用状況
      1. (1)ビッグデータ化する気象データ
      2. (2)先端技術を用いた気象データの活用事例
      3. コラム 国家プロジェクトを追い風に 転換期を迎える気象ビジネス市場
      4. (3)気象データの活用状況と課題
    3. 3 気象データの利活用促進による社会の生産性向上に向けた取組の推進
      1. (1)国土交通省生産性革命プロジェクト「気象ビジネス市場の創出」
      2. (2)気象ビジネス推進コンソーシアムの設立
      3. コラム データオリエンテッドからビジネス・サービスオリエンテッドへ
      4. (3)気象データ利用環境の高度化
    4. 4 今後の取組に向けて

トピックス

  1. Ⅰ 自然のシグナルをいち早く捉え、迅速にお伝えするために
    1. トピックスⅠ-1 相次ぐ台風の襲来(台風第10号等)
      1. コラム 台風第10号に伴う大雨によって発生した洪水害を踏まえた今後の気象庁の対応
    2. トピックスⅠ-2 地方公共団体の防災対策支援のための気象予報士活用モデル事業
      1. (1)概要
      2. (2)派遣した市からのコメント
      3. (3)今後に向けて
      4. コラム 気象予報士の助言は、避難勧告等発令の判断・決心の振幅を狭めた
    3. トピックスⅠ-3 災害発生と関連の高い指標の開発と危険度分布の提供開始
    4. トピックスⅠ-4 台風進路予報の改善
    5. トピックスⅠ-5 竜巻注意情報の改善
    6. トピックスⅠ-6 船舶の安全な航行を支援する情報の充実
      1. (1)地方海上分布予報の充実
      2. (2)波浪予想図の改善
    7. トピックスⅠ-7 数値予報の幅広い利用に向けたシンポジウムの開催
      1. (1)基調講演
      2. (2)パネルディスカッション
      3. コラム 数値予報の活用状況及び今後の期待
    8. トピックスⅠ-8 相次ぐ被害地震
      1. 平成28年に発生した主な被害地震
      2. (1)「平成28年(2016年)熊本地震」
      3. (2)平成28年10月21日の鳥取県中部の地震
    9. トピックスⅠ-9 緊急地震速報の新しい予測手法の開発
      1. (1)IPF法 ~ほぼ同時に複数の地震が発生した場合における精度の向上~
      2. (2)PLUM法の概要 ~巨大地震が発生した場合における精度の向上~
    10. トピックスⅠ-10 常時観測火山の追加と噴火警戒レベル判定基準の公表
      1. (1)常時観測火山の追加
      2. (2)噴火警戒レベル判定基準の公表
    11. トピックスⅠ-11 口永良部島における地域に密着した火山防災の取組
  2. Ⅱ 長期の監視から地球の今を知り、将来に備えるために
    1. トピックスⅠ-1 地球温暖化予測情報第9巻の刊行
    2. トピックスⅠ-2 南極昭和基地開設60周年
      1. コラム 60周年を迎えた南極昭和基地における気象定常観測の意義
    3. トピックスⅠ-3 30周年を迎えた気象庁の大気中の温室効果ガス観測
      1. コラム 世界の年平均二酸化炭素濃度が400ppmに到達
      2. コラム 気象庁の温室効果ガス観測への貢献・重要性について

第Ⅰ部 気象業務の現状と今後

  1. 1章 国民の安全・安心を支える気象情報
    1. 1 気象の監視・予測
      1. (1)気象の警報、予報などの発表
      2. ア.気象等の特別警報・警報・注意報などの防災気象情報
      3. コラム 大雨警報(浸水害)の改善効果 ~浸水害発生に密接に結びついた表面雨量指数の導入~
      4. (2)天気予報、週間天気予報、季節予報
      5. ア.天気予報
      6. イ.週間天気予報
      7. ウ.季節予報
      8. (3)船舶の安全などのための情報
      9. ア.日本近海に関する情報
      10. イ.外洋に関する情報
      11. (4)その他の情報
      12. ア.光化学スモッグなどの被害軽減に寄与するための情報提供
      13. イ.熱中症についての注意喚起
    2. 2 気象の観測・監視と情報の発表
      1. (1)地上気象観測
      2. (2)レーダー気象観測
      3. (3)高層気象観測
      4. ア.ラジオゾンデ観測
      5. イ.ウィンドプロファイラ観測
      6. (4)静止気象衛星観測
      7. コラム「ひまわり」衛星データの活用 ~高分解能雲情報~
      8. (5)潮位・波浪観測
      9. (6)地磁気観測
    3. 3 異常気象などの監視・予測
      1. (1)異常気象の監視
      2. (2)エルニーニョ/ラニーニャ現象等の監視と予測
    4. 4 気象庁の基盤情報システムとインターネットを通じた情報発信
      1. (1)WMO情報システム(WIS)
      2. (2)気象庁ホームページ
      3. (3)防災情報提供センター
  2. 2章 地震・津波と火山に関する情報
    1. 1 地震・津波に関する情報の発表・伝達及び利活用
      1. (1)地震に関する情報
      2. ア.緊急地震速報(地震動特別警報・地震動警報・地震動予報)
      3. イ.観測した結果を整理した情報
      4. (2)津波に関する情報
      5. (3)地震・津波に関する地方公共団体との連携・協力
      6. ア.地震・津波災害発生時の地方公共団体への協力
      7. イ.平時における地域防災力の向上の取り組み
      8. コラム「陸域の浅い地震」
      9. コラム 緊急地震速報(予報)を活用しましょう!
      10. (4)東海地域の地震・地殻変動の監視と情報提供
      11. (5)地震調査研究の推進とその成果の気象業務への活用
    2. 2 火山の監視と防災情報
      1. (1)火山の監視
      2. ア.110活火山と火山監視・警報センター
      3. イ.火山活動を捉えるための観測網
      4. ウ.現地調査
      5. (2)災害を引き起こす主な火山現象
      6. (3)噴火警報と噴火予報
      7. (4)噴火警戒レベル
      8. ア.噴火警戒レベルの考え方
      9. イ.噴火警戒レベルの設定と改善
      10. (5)降灰と火山ガスの予報
      11. (6)火山現象に関する情報
      12. (7)火山噴火予知連絡会
      13. コラム 火山の監視体制の充実と課題
  3. 3章 地球環境に関する情報
    1. 1 地球温暖化問題への対応
      1. (1)気温や海面水位の監視と地球温暖化に伴う気候などの将来予測
    2. 2 海洋の監視と診断
      1. (1)海洋の監視
      2. (2)海洋の健康診断表
    3. 3 環境気象情報の発表
      1. (1)オゾン層・紫外線の監視と予測
      2. (2)黄砂の監視と予測
      3. (3)ヒートアイランド現象の監視・実態把握
  4. 4章 航空の安全などのための情報
    1. 1 空港の気象状況等に関する情報
      1. コラム 空港気象ドップラーレーダーの二重偏波化
    2. 2 空港の予報・警報に関する情報
    3. 3 上空の気象状況に関する情報
      1. (1)空域の気象情報
      2. (2)航空路火山灰情報
    4. 4 より精度の高い予測を目指して
    5. 5 航空関係者に利用される航空気象情報
    6. 6 ISO9001品質マネジメントシステムの導入
  5. 5章 民間の気象事業
    1. 1 予報業務の許可制度
    2. 2 気象予報士制度
    3. 3 民間気象事業者等に対する支援
  6. 6章 住民への安全知識の普及啓発に関する取り組み
    1. 1 地域防災力アップ支援プロジェクト
    2. 2 より効果的な取り組みへの発展に向けて
    3. 3 関係機関と連携・協力した普及啓発の取り組み
    4. 4 気象庁ワークショップ 「経験したことのない大雨 その時どうする?」
      1. コラム「知って」「そなえる」体験型防災イベント「大地震へのソナエ」~あなたの「たいせつ」を守るために~

第2部 気象業務を高度化するための研究・技術開発

  1. 1章 大気・海洋に関する数値予報技術
    1. 1 数値予報とは
    2. 2 数値予報モデルの現状
      1. (1)全球モデル、メソモデル、局地モデル
      2. (2)季節予報モデルと長期再解析
      3. (3)海に関する数値モデル
      4. (4)物質輸送モデル
    3. 3 数値予報の技術開発と精度向上
    4. 4 数値予報の利活用
    5. 5 地球温暖化予測
  2. 2章 新しい観測・予測技術
    1. 1 流域雨量指数の計算手法
    2. 2 全球アンサンブル予報システムの運用開始
    3. 3 フェーズドアレイレーダーを用いた研究開発
      1. (1)PARとは
      2. (2)平成28年台風第9号の観測
      3. ア.台風中心部の立体的な構造
      4. イ.台風から地表面にもたらされる激しい風
      5. (3)今後の研究開発
  3. 3章 地震・津波、火山に関する技術開発
    1. 1 地震災害軽減のための技術開発
    2. 2 津波警報・注意報の発表・解除に関する技術開発
    3. 3 新しい火山監視手法の開発
  4. 4章 大学や研究機関と連携した研究・技術開発

第3部 気象業務の国際協力と世界への貢献

  1. 1章 世界気象機関(WMO)を通じた世界への貢献
  2. 2章 国連教育科学文化機関(UNESCO)を通じた世界への貢献
  3. 3章 国際民間航空機関(ICAO)を通じた世界への貢献
  4. 4章 国際的な技術開発・研究計画との連携
  5. 5章 開発途上国への人材育成支援・技術協力について
    1. コラム“ひまわり”がつなぐ各国気象機関との交流

第4部 最近の気象・地震・火山・地球環境の状況

  1. 1章 気象災害、台風など
    1. 1 平成28年(2016年)のまとめ
    2. 2 平成28年(2016年)の主な気象災害
    3. 3 平成28年(2016年)の台風
  2. 2章 天候、異常気象など
    1. 1 日本の天候
    2. 2 世界の主な異常気象
    3. 3 平均気温
    4. 4 大気中の二酸化炭素
    5. 5 温室効果ガスとしてのハロカーボン類
    6. 6 海面水温
    7. 7 海洋中の二酸化炭素
    8. 8 オホーツク海の海氷
  3. 3章 地震活動
    1. 1 日本及びその周辺の地震活動
    2. 2 世界の地震活動
  4. 4章 火山活動
  5. 5章 黄砂、紫外線など
    1. 1 黄砂
    2. 2 オゾン層・紫外線
    3. 3 日射と赤外放射

資料編

全国気象官署等一覧

用語集

「気象業務はいま2017」の利用について

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参考リンク集

(1)気象庁について

(2)気象関係資料

(3)地震、津波、火山関係資料

(4)地球環境関係資料

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