段階的に発表する気象情報の利用

 竜巻などの激しい突風が予想される場合には、時間経過および突風の発生可能性に応じて段階的に気象情報を発表しますので、状況に応じて順次対応の程度を高めるなどの利用が効果的です。これらの気象情報は、気象庁ホームページで入手できるほか、民間事業者による携帯コンテンツサービスも展開されており、屋外活動での利用も可能です。

突風に関する各種気象情報の関係

予告的な気象情報
 発達した低気圧などにより大雨などによる災害が予想される場合、通常半日~1日程度前に、予告的な気象情報を発表します。このとき、竜巻などの激しい突風も予想される場合には、「竜巻などの激しい突風に注意」という言葉を用いて特段の注意を呼びかけます。

雷注意報
 積乱雲に伴う激しい現象(落雷・ひょう・急な強雨・突風)に対して注意を呼びかけますが、竜巻などの激しい突風が予想される場合には、数時間前に「竜巻」を明記して注意を呼びかけます。

竜巻注意情報
 竜巻発生確度ナウキャストで、発生確度2が現れた県などを対象に発表するほか、目撃情報が得られて竜巻等が発生するおそれが高まったと判断した場合にも発表します。発表から1時間程度は竜巻などの激しい突風に対する注意が必要です。竜巻発生確度ナウキャストと合わせて利用することにより、竜巻が発生する可能性の高い地域の絞込みや刻々と変わる状況の変化を詳細に把握することができます。

竜巻発生確度ナウキャスト
 10分ごとに常時提供します。発生確度1や2は、「竜巻などの激しい突風が今にも発生しやすい気象状況になっている」ことを意味します。