大雨事例等における防災気象情報の精度検証と発表基準の改善
甚大な被害をもたらした大雨事例におけるキキクル(危険度分布)等と被害の関係について
キキクル(危険度分布)や警報等の防災気象情報が、災害をどの程度的確に捕らえているか等についての理解を深めていただくことを目的として、「平成30年7月豪雨」のような甚大な被害をもたらした事例について、防災気象情報と被害の関係を掲載しています。
キキクル(危険度分布)等の発表基準の改善について
市町村の避難情報や住民の避難行動等の判断に一層有効に活用いただけるよう、キキクル(危険度分布)等の発表基準について実施した改善事項を掲載しています。
大雨特別警報を発表した事例等における雨量等の予測と実際の状況等について(速報)
大雨特別警報等を発表した事例等における雨量等の予測と実際の状況等について速報的にまとめた資料を掲載します。
- 令和5年8月15日に鳥取県に大雨特別警報を発表した事例(令和5年9月12日掲載)
- 令和5年7月10日に福岡県、大分県に大雨特別警報を発表した事例(令和5年8月8日掲載)
- 令和4年9月17日~19日に鹿児島県に暴風、波浪、高潮特別警報、宮崎県に大雨特別警報を発表した事例(令和4年10月7日掲載、同年11月15日更新)
- 令和4年8月3日~4日に山形県、新潟県に大雨特別警報を発表した事例(令和4年8月26日掲載、同年10月7日更新)
- 令和3年8月13日~15日に佐賀県、長崎県、福岡県、広島県に大雨特別警報を発表した事例(令和3年9月15日掲載)
- 令和3年7月10日に鹿児島県、宮崎県、熊本県に大雨特別警報を発表した事例(令和3年8月2日掲載)
- 令和2年10月10日~11日に台風第14号により大雨特別警報を発表した事例(令和2年12月8日掲載)
- 令和2年9月4日~7日の台風第10号における事例(令和2年12月8日掲載)
- 令和2年7月3日~31日に令和2年7月豪雨により大雨特別警報を発表した事例(令和2年9月3日掲載)
- 令和元年10月12~13日に令和元年東日本台風(台風第19号)により大雨特別警報を発表した事例(令和元年11月13日掲載、同年11月19日更新)
- 令和元年8月28日に佐賀県、福岡県、長崎県に大雨特別警報を発表した事例(令和元年9月6日掲載)
- 令和元年7月20日に長崎県に大雨特別警報を発表した事例(令和元年8月1日掲載)
- 令和元年7月3日の鹿児島県における大雨事例(令和元年8月1日掲載)
線状降水帯による大雨の半日程度前からの呼びかけと実際の状況等について(速報)
気象庁は令和4年(2022年)6月1日より、線状降水帯による大雨の半日程度前からの呼びかけを実施しています。
この呼びかけを実施した事例等における実際の状況等について速報的にまとめた資料を掲載します。
- 令和5年の実績【令和5年9月29日時点※】(令和5年8月4日掲載、同年9月1日更新、同年9月20日更新、同年9月29日更新)
※【令和5年度の事例】に新しい事例を追加した際に内容を更新します。
事例数の数え方について
線状降水帯による大雨の半日程度前からの呼びかけは地方予報区単位で実施していることから、実績評価における事例数は地方予報区単位を基本に数えています。同じ地方予報区で、短時間に複数の「顕著な大雨に関する気象情報」を発表した場合は、別々に半日程度前から呼びかけることはないため、まとめて1つの事例と数えています。
【令和5年度の事例】
- 令和5年9月21日に奈良県、和歌山県(近畿地方)で線状降水帯が発生した事例(令和5年9月29日掲載)
- 令和5年9月14日、15日に長崎県(九州北部地方)で線状降水帯が発生した事例(令和5年9月29日掲載)
- 令和5年9月8日に関東甲信地方、東北地方で線状降水帯が発生した事例(令和5年9月20日掲載)
- 令和5年9月6日から7日に四国地方、北陸地方、東海地方及び関東甲信地方に線状降水帯による大雨の半日程度前からの呼びかけを行った事例(令和5年9月20日掲載)
- 令和5年8月15日に鳥取県、岡山県(中国地方)で線状降水帯が発生した事例(令和5年9月1日掲載)
- 令和5年8月12日に岩手県(東北地方)で線状降水帯が発生した事例(令和5年9月1日掲載)
- 令和5年8月6日~10日に沖縄地方、九州南部・奄美地方、九州北部地方及び四国地方で線状降水帯が発生した事例(令和5年9月1日掲載)
- 令和5年7月12日に石川県、富山県(北陸地方)で線状降水帯が発生した事例(令和5年7月27日掲載)
- 令和5年7月10日に福岡県、佐賀県、大分県(九州北部地方)で線状降水帯が発生した事例(令和5年7月14日掲載)
- 令和5年7月8日に島根県(中国地方)で線状降水帯が発生した事例(令和5年7月14日掲載)
- 令和5年7月1日~3日に九州北部地方、九州南部・奄美地方で線状降水帯が発生した事例(令和5年7月13日掲載、同年7月27日更新)
- 令和5年6月19日、20日に鹿児島県(九州南部・奄美地方)で線状降水帯が発生した事例(令和5年6月29日掲載、同年7月27日更新)
- 令和5年6月2日に四国地方、近畿地方及び東海地方で線状降水帯が発生した事例(令和5年6月27日掲載、同年7月27日更新)
※ここで「線状降水帯が発生した」とは、ある時刻(現在時刻)、10分先、20分先、30分先の解析のいずれかにおいて、以下の4つの条件すべてを満たした場合をいいます。
- 前3時間積算降水量(5kmメッシュ)が100mm以上の分布域の面積が500km2以上
- 1.の形状が線状(長軸・短軸比2.5以上)
- 1.の領域内の前3時間積算降水量最大値が150mm以上
- 1.の領域内の土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)において土砂災害警戒情報の基準を超過(かつ大雨特別警報の土壌雨量指数基準値への到達割合8割以上)又は洪水キキクル(洪水警報の危険度分布)において警報基準を大きく超過した基準を超過
【過去の事例】