◆第Ⅷ章◆ 気象業務の周知啓発
Ⅷ 気象業務の周知啓発
Ⅷ-1 広報・普及啓発の取組
気象庁では、より多くの人に気象業務に関心を持っていただくため、様々なイベントを実施しています。本章では、広報・普及啓発に関する最新の取組を紹介します。
(1)夏休みこども見学デー
各地の気象台では、防災気象情報の正しい理解と利用を目的として、毎年夏休みの時期に「お天気フェア」を開催しています。令和7年(2025年)は多くの気象台で実地開催し、一部プログラムではコロナ禍での経験を活かしてオンラインも併用しました。

○ イベント目白押しだった「夏休みこども見学デー」
気象庁本庁では、毎年「夏休みこども見学デー」を開催しています。令和7年は2日間で2,155名の方にご来場いただきました。会場では、気象や地震等に関連する展示や実験、イベント会場各所を巡るスタンプラリーのほか、天気予報や地震・火山の情報を発表する各オペレーションルームをめぐる見学ツアー、南極の昭和基地との中継イベント等を実施しました。また、はれるんとのコラボイベントとして「熊本県営業部長」兼「熊本県しあわせ部長」であり「復興応援“絆”大使」でもあるくまモンとのステージイベントや、東京消防庁のキュータとのグリーティングも行いました。来場者アンケートでは、皆様から「とても楽しかった」「楽しかった」と回答いただき、大盛況のうちに終えることができました。
(2)はれるんカード
令和4年(2022年)6月より、気象庁の施設を訪れた方が入手できる「はれるんカード」を開始しました。「はれるんカード」は、施設に掲示されている二次元コードから、スマートフォン等を用いてダウンロードできるデジタルカード(画像データ)で、施設の紹介や豆知識を記載しています。詳細な情報は以下URLからご覧ください。


(3)ポスターコンクール
気象庁では、本庁庁舎の港区への移転を契機に、港区教育委員会・気象友の会と共催し、令和3年(2021年)よりポスターコンクールを実施しています。ポスター作成をきっかけとして防災について家族で話し合っていただくこと等を目的とし、港区立の小中学生を対象として作品を募集しています。令和7年度は、文部科学省と気象庁が「日本の気候変動2025 ―大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書―」を令和7年3月に公表したことを契機に、「地球温暖化について考えてみよう」をテーマにポスターを募集しました。応募いただいた99作品に対して、共催の三者で審査を行い、入賞及び入選作品を決定しました。令和7年度の気象庁入賞作品は以下のとおりです。

(4)気象科学館の新規展示製作
気象科学館は、気象、地震、火山などの防災知識について学べる装置や展示物などがあり、無料で利用できる施設です。
令和7年の気象業務150周年を契機に展示装置の更新を進めており、令和8年(2026年)3月には展示装置「活火山クエスト」を新設しました。「活火山クエスト」は、噴火警戒レベルや火山防災について、気象庁火山防災マスコットキャラクター「ぼるけん」とともに、クイズとミニゲームで楽しく学ぶゲーム形式の展示です。小学生から中学生を中心に遊んで学べる内容とし、火山の近くにお住いの方もそうでない方も、火山防災に必要な知識を我が事感をもって学習できる工夫をしています。お近くにお立ち寄りの際には、ぜひ体験してみてください。

(5)気象友の会
「気象友の会」は、気象・海洋・地震・火山など地球をとりまく自然現象に関心のある方々が集う会で、どなたでも入会いただけます。気象庁との交流やイベントなどを通じた会員相互の親睦を通じて、気象知識の向上や、地球環境への関心と防災への意識を高めることを目指しています。
詳しくは、気象友の会のホームページをご確認ください。


(6)「昭和100年」関連施策
令和8年に昭和元年(1926年)から起算して満100年を迎えたことを踏まえ、関係府省が連携して「昭和100年」関連施策を推進しています。
気象庁でも、気象科学館において、昭和期の気象業務や気象測器等の特設展示を設けるなど関連施策に取り組んでいます。また、昭和期の気象業務の発展は、令和7年に編纂した「気象百五十年史」等でも知ることができますので、ぜひご参照ください。


