口永良部島の噴火警戒レベルを3へ引上げ
報道発表日
令和7年6月11日
本文
噴火警報の概要
情報発表時刻(発表官署) | 令和7年6月11日21時00分(福岡管区気象台・鹿児島地方気象台) |
情報種別 | 噴火警報(火口周辺) |
噴火警戒レベル | 2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引上げ |
火山活動の状況
口永良部島では、4月上旬から山体の浅いところで地震活動が活発化し、火山性地震の多い状態が継続しています。火山性地震は主に古岳付近の浅いところで発生しています。
また、GNSS連続観測では、2023年6月下旬頃から10月頃にかけて古岳付近の膨張を示す変動が観測されており、現在も膨張した状態が維持されています。
防災上の警戒事項
新岳火口及び古岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
問合せ先
気象庁 地震火山部 火山監視課 碓井、今野
電話:03-3434-9119