令和7年1月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

令和7年2月10日

概要

令和7年1月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     1月13日の日向灘の地震(M6.6)により最大震度5弱を観測しました。また、宮崎県の宮崎港(国土交通省港湾局)で23cmなど、高知県から鹿児島県にかけての太平洋沿岸で津波を観測しました。この地震により軽傷4人などの被害がありました(令和7年1月21日17時00分現在、被害は総務省消防庁による)。この地震に伴い南海トラフ地震臨時情報(調査中)を発表し、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を臨時に開催して評価した結果、この地震は南海トラフ地震防災対策推進基本計画で示されたいずれの条件にも該当せず、南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではなかったことから、南海トラフ地震臨時情報(調査終了)を発表しました。
     1月23日の福島県会津の地震(M5.2)により最大震度5弱を観測しました。
     全国で震度3以上を観測した地震の回数は19回で、このうち、震度4以上を観測した地震は4回でした。日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は136回でした。
  • 火山活動
     警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和7年2月10日14時現在)。
     御嶽山では、16日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。

問合せ先

地震:地震火山部 管理課   担当 青木 電話 03-6758-3900(内線 5104)
火山:地震火山部 火山監視課 担当 碓井 電話 03-6758-3900(内線 5184)

資料全文

参考資料

国土地理院のGNSSによる地殻変動観測については、国土地理院ホームページの記者発表資料を参照ください。