台風情報の表示方法等の見直し案について
- 気象庁では、誰もが台風情報を一目見て警戒事項を誤解なく理解できるよう、予報円や暴風警戒域の円などを用いた図表示方法(現在の台風予報の表示方法)を定めており、これに基づき台風情報で発表した台風の現在位置や予報進路等を図表示して気象庁ホームページ等に掲載しています。より的確な台風対策に供するため、気象庁では24時間先までの台風予報を現在の12時間刻みから3時間刻みに細かく発表する計画です。しかし、現在の図表示方法のままでは、予報円や暴風警戒域の円が重なり合い見えにくくなるなどの課題があります。
- また、現在は、台風が温帯低気圧に変わると気象庁は台風情報の発表を終了しています。しかし、台風が温帯低気圧に変わりながら再び発達し、広い範囲で台風に匹敵する暴風等を伴うことがあり、このような場合での情報の発表方法が課題となっています。
- これらの課題を検討するため、気象庁では「台風情報の表示方法等に関する懇談会」を開催して有識者に意見を求め、以下のとおり見直し案を策定しました。
◇ 台風予報の図表示方法(案) ◇
現在は、発表した各時刻の予報円・暴風警戒域をすべて表示し、台風の予報円の中心や中心を結ぶ線は表示していません。見直し案では、これまでと同様に予報円や暴風警戒域の円を用いて図表示しますが、次の点を見直します。
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◇ 台風から変わった温帯低気圧に関する情報の発表方法(案) ◇
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今後、気象庁では、この見直し案についての皆様のご意見を参考にして、今年度内に台風情報の表示方法等を確定し、公表いたします。 つきましては、以下に掲載した説明を参考にして、皆様のご意見をお寄せください。
※ご意見の募集は平成18年3月12日(日)で〆切りました。たくさんのご意見をお寄せ頂きありがとうございました。
新しい方法による図表示は、2007(平成19)年の台風シーズンから実施する予定です。 また、台風から変わった温帯低気圧に関する情報については、2007(平成19)年の台風シーズンを待たず、準備が整い次第実施します。