台風情報の表示方法等の見直し案について
新しい台風予報の図表示方法(案)の概要
気象庁では、これまで「現在の台風予報の表示方法」に示す方法で台風の進路予報を公表してきました。今般、24時間先までの3時間きざみの予報の発表を2007(平成19)年に開始することにあわせ、台風予報の図表示方法について次のような変更を計画しています。
予報円・暴風警戒域が込み合う場合
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必要に応じ、一部時刻の予報円・暴風警戒域を省略する。
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さらに、暴風警戒域が込み合う場合
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必要に応じ、各時刻の暴風警戒域の円の表示に代えて、暴風警戒域の通過する範囲を実線で表示する。
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付加的な情報を表示する場合
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必要に応じ、予報円の中心点、予報円の中心点を結ぶ線を表示する。
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※これらの図表示の追加的情報として「暴風域に入る確率の面的情報」を新たに作成・公表します。
このような変更を行うのは、次のような理由によります。
- 気象庁は現在12, 24, 48, 72 時間先の台風予報を発表しています。
- しかし、これでは台風が日本の上を進む場合、図1のように、たとえば12時間後と24時間後の間の時間帯では、台風がいつごろどこまで進むのかわかりにくいことがあります。
- そこで、2007(平成19)年には、日本付近の台風に対して24時間先までは3時間ごとの予報を発表することにしました。
- しかし、現在の台風予報の図表示方法をそのまま使って3時間毎の予報を表示すると、図2のように、予報円や暴風警戒域が重なり合い、台風がいつごろ近づくのかが大変わかりにくくなります。
- そのため、新しい台風予報の図表示方法を検討しました。
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図1 現在の台風予報の図表示方法による24時間先までの予報:12, 24 時間予報を発表
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図2 現在の台風予報の図表示方法による24時間先までの予報:3, 6, 9, 12, 15, 18, 21, 24 時間予報を発表してすべて表示
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