令和7年7月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

令和7年8月8日

概要

令和7年7月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     7月3日16時13分のトカラ列島近海の地震(M5.5)により最大震度6弱を観測しました。このほか震度5弱以上を観測した地震は6回発生しました。
     7月30日08時24分(日本時間)にロシア、カムチャツカ半島東方沖でMw8.8(Mwは気象庁によるモーメントマグニチュード)の地震が発生しました。この地震により、岩手県の久慈港(国土交通省港湾局)で1.4m(速報値)など、太平洋沿岸を中心に北海道から沖縄県にかけて広い範囲で津波を観測しました。この地震により死者1人などの被害がありました(令和7年8月1日08時00分現在、被害は総務省消防庁による)。
     全国で震度3以上を観測した地震の回数は170回で、このうち、震度4以上を観測した地震は51回でした。日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は166回でした。
  • 火山活動
     警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和7年8月8日14時現在)。
     阿蘇山では、4日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げ、25 日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
     三宅島では、18日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
     草津白根山(白根山(湯釜付近))では、8月4日(期間外)に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。

問合せ先

地震:地震火山部 管理課   担当 清本 電話 03-6758-3900(内線 5104)
火山:地震火山部 火山監視課 担当 碓井 電話 03-6758-3900(内線 5184)

資料全文

参考資料

国土地理院のGNSSによる地殻変動観測については、国土地理院ホームページの記者発表資料を参照ください。