気象庁気象科学館における企画展の実施 ~全国の災害伝承館などとの連携を開始します~
報道発表日
令和7年8月1日
概要
気象業務150周年を契機として、気象庁気象科学館における学びの内容を深化するため、全国にある災害に関する伝承館などと連携を図り、定期的に企画展を実施します。
本文
気象科学館は、主に事前防災に関する知識の普及啓発のための展示を行っており、災害発生の結果生じた状況の重大さを伝える展示や、被災後の経験の伝承や被災を通じた防災意識啓発に関する展示はありません。
一方で、全国には、こうした災害を伝承する施設が多くあり、これらの施設と連携することで、気象科学館において、事前防災に加えて、災害発生後の状況も学習することができるようになります。
気象庁では、気象科学館が提供する事前防災に関する学習及び普及啓発の効果をより高めることを目的として、気象業務150周年を契機として、全国の災害に関する伝承館と連携し、定期的に企画展の実施を開始します。
また、連携先の施設においても、気象庁と協力した企画を行っていただくことで、相互に関係を深めていく計画です。
企画展実施の1回目となる令和7年度は、兵庫県神戸市の「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」と連携し、8月5日(火)~10月31日(金)の期間で行う計画です。「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」は、阪神・淡路大震災の経験と教訓を後世に継承するとともに、その経験を生かし、防災に関する知識や技術の普及を図るために設置された施設です。
令和7年は阪神・淡路大震災から30年の節目の年でもあり、この機に相互に連携して地震災害についての企画展を実施することとしました。
気象庁気象科学館では、今後もさまざまな連携先とともに企画展を開催していく計画です。企画展に関する情報は下記のURLにて公表していきます。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/kagakukan.html
問合せ先
総務部総務課広報室 山口
電話:03-6758-3900(内線:2182)