霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベルを3へ引上げ
報道発表日
令和7年6月23日
本文
噴火警報の概要
情報発表時刻(発表官署) | 令和7年6月23日18時30分(福岡管区気象台・鹿児島地方気象台) |
情報種別 | 噴火警報(入山規制) |
噴火警戒レベル | 2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引上げ |
火山活動の状況
GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から、霧島山深部の膨張を示すと考えられる基線のわずかな伸びが認められます。また、昨日(22日)に噴火が発生しました。このような中、本日(23日)新燃岳の山麓で実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は4000トン(前回5月15日には検出されず)を観測し、急増していることを確認しました。
防災上の警戒事項
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
問合せ先
気象庁 地震火山部 火山監視課 碓井、今野
電話:03-3434-9119