利用上の留意点

適中率が低い情報への対応

 竜巻注意情報竜巻発生確度ナウキャストは、現在の予測技術では適中率は低い(空振りが多い)ことから、これらの情報の発表に連動して負担(対策に要する時間や手間、費用、影響)の大きな対策を実施するよりも、まずは「周囲の空の様子に注意する」など、なるべく負担の小さな対策から実施するのが適当といえます。
 工事現場における作業の中断・施設の安全確保など、負担の大きな対策の実施については、発達した積乱雲が近づく兆候など、現場の気象状況と合わせて判断するのが適切な対応です。
 ただし、人が大勢集まる屋外行事や高所作業のように避難に時間がかかる状況では、気象情報雷注意報にも留意し、万一に備え、早め早めの避難を心がけてください。

身の安全を守る対応

 竜巻注意情報は、竜巻などの激しい突風から身の安全を確保していただくための情報です。竜巻注意情報が発表された場合には、まず周囲の空の状況に注意を払い、空が急に暗くなる、大粒の雨が降り出す、雷鳴が聞こえるなど、積乱雲の近づく兆候が確認されたら、頑丈な建物に入るなど身の安全を図る行動をとる、といった対応が必要です。