気象災害に関する用語

気象災害に関する用語

分類 用語 区分 説明
気象災害 大雨、強風、雷などの気象現象によって生じる災害。
備考 風害、大雨害、大雪害、雷害、ひょう害、長雨害、干害、なだれ害、融雪害、着雪害、落雪害、乾燥害、視程不良害、冷害、凍害、霜害、塩風害、寒害、日照不足害など。
重大な災害 被害が広範囲に及ぶ、または被害の程度が激甚であり、地域がその社会の一般的な規範(社会通念)によって「重大」と判断するような災害。
備考 そのような災害が起こるおそれがあるときの気象状況が警報の対象となる。
異常気象 一般に、過去に経験した現象から大きく外れた現象または状態のこと。気象庁では、気温や降水量などの異常を判断する場合、原則として「ある場所(地域)・ある時期(週、月、季節等)において30 年間に1 回以下の出現率で発生する現象」を異常気象としている。
二次災害 大規模な災害の後に、ある時間間隔をおいて副次的に発生する災害。
風害 強風や竜巻によって引き起こされる災害。広義には塩風害や乾風害も含める。
大雨害(大雨災害) 大雨や強雨が原因となって起こる災害。
大雪害 比較的短期間の多量の降雪によって起こる災害。
洪水災害 洪水によって引き起こされる災害。
浸水害 浸水によって引き起こされる災害。
土砂災害 降雨、地震及び火山噴火等による土砂の移動が原因となる災害。
落雪害 落雪によって起こる災害。
備考 平成18年豪雪では、落雪により多数の死者が出た。
雷害 落雷や降ひょうによって起こる災害。
ひょう害 降ひょうによって起こる災害。
長雨害 長雨や湿度の高い日が何日も続くことにより農作物などに起こる災害。
干害 長期間にわたる降水量の不足によって農作物などに起こる災害。
備考 音声伝達時には「寒害」と混同しないように注意。
なだれ害 なだれによって起こる災害。
融雪害 融雪が原因となって起こる災害。
着雪害 電線などに降雪が付着することによって起こる災害。
乾燥害 空気の乾燥によって起こる災害。
視程不良害 霧、雨、雪などによる視程不良が原因となって交通機関などに起こる災害。
冷害 7~8月を中心とした暖候期の低温によって農作物に起こる災害。
凍害 冬期の低温によって、水が凍ることに伴い起こる災害。
霜害 主に、春秋期の降霜によって農作物などに起こる災害。
高潮害 台風や発達した低気圧の接近に伴い、海水面が上昇し海水が陸地に浸入して起こる災害。
異常潮害 台風などによる高潮や津波以外の潮位の異常によって起こる災害。
塩風害 海上からの強風により運ばれた塩分粒子により植物や送電線などに起こる災害。
備考 「塩害」を用いることもある。
波浪害 高波のために海岸や海上で起こる災害。
船体着氷害 冬期、船の上部に氷が着くことによって起こる災害。
水害 大雨や強雨、あるいは融雪水が原因となって起こる災害の総称。
風水害 強風と大雨および高潮、波浪により起こる災害の総称。
寒害 冬期、低温によってひき起こされる災害の総称。