気象レーダー観測
気象レーダー観測の概要について
気象レーダーは、アンテナを回転させながら電波(マイクロ波)を発射し、半径数百kmの広範囲内に存在する雨や雪を観測するものです。発射した電波が戻ってくるまでの時間から雨や雪までの距離を測り、戻ってきた電波(レーダーエコー)の強さから雨や雪の強さを観測します。
また、気象ドップラーレーダーは、雨や雪の強さに加え、戻ってきた電波の周波数のずれ(ドップラー効果)を利用して、雨や雪の動きを観測することができます。
気象庁のレーダー配置
レーダーの電波は空中を直進するため、進路上に山などの障害物があるとその裏側には届きません。また、地球表面が球面であるため、遠距離では電波が上空を通過し低いところの雨や雪を観測できなくなります。このため、遠くまで観測するためには、レーダーを山の上や鉄塔の上など高い場所に設置する必要があります。
わが国は山地が多いため、レーダーの設置場所によっては各レーダーが受け持つ観測範囲が周囲の地形の影響を受けます。気象庁ではこのことを十分に考慮して、わが国の国土のほぼ全域をカバーするようにレーダーを配置しています。