世界の主要な温室効果ガス濃度は観測史上最高を更新
報道発表日
令和8年10月27日
概要
大気中の主要な温室効果ガスである二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素の2025年の世界平均濃度は、いずれも観測史上最高を更新しました。また、二酸化炭素と一酸化二窒素は、年々の変動はあるものの、前年からの濃度増加量に拡大傾向が見られます。
本文
気象庁が世界気象機関(WMO)の要請に基づき運営するWMO温室効果ガス世界資料センター(World Data Centre for Greenhouse Gases: WDCGG)において、2025年までの大気中における世界の温室効果ガス濃度を解析しました。
解析の結果、主要な温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素)の濃度は引き続き増加しており、2025年の世界平均濃度はいずれも観測史上最高を更新しました。また、二酸化炭素と一酸化二窒素では、年々の変動はあるものの、濃度の増加量は解析開始からの平均と比べると、近年、拡大傾向が見られます(経年変化は別紙を参照)。
表 主要な温室効果ガスの2025年の世界平均濃度と増加量
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二酸化炭素 CO2 |
メタン CH4 |
一酸化二窒素 N2O |
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|---|---|---|---|
| 2025年の世界平均濃度 | 426.8±0.2 ppm 1 | 1948±2 ppb 1 | 339.1±0.1 ppb |
| 前年からの増加量 | 2.8 ppm | 6 ppb | 1.1 ppb |
| 最近10年間の平均年増加量 | 2.63 ppm/年 | 10.2 ppb/年 | 1.08 ppb/年 |
| 解析開始(1984年)からの41年間の平均年増加量 | 2.00 ppm/年 | 7.1 ppb/年 | 0.87 ppb/年 |
- ppmは大気中の分子100万個中、ppbは10億個中にある対象物質の個数を表す単位。
これらの結果は、WMOが10月27日に公表した以下の「温室効果ガス年報(Greenhouse Gas Bulletin)第22号」(英語ページ)に掲載されています。
本年報は、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の締約国会議(COP31)(11月9日~20日、トルコ共和国・アンタルヤ)において報告され、温室効果ガスの現状把握や国際的な気候変動対策の基礎資料として利用されます。
なお、本年報の気象庁による和訳概要版を以下からご利用いただけます。
問合せ先
大気海洋部 環境・海洋気象課 担当 坪井
電話:03-6758-3900(内線4692)




