速報版解析雨量の過大算出について
報道発表日
令和7年7月31日
概要
速報版解析雨量について、本年6月4日に導入したプログラムに雨量をやや過大に算出する可能性があることがわかりました。本日(7月31日)、速報版解析雨量を6月4日以前のプログラムに戻しましたのでお知らせいたします。
本文
気象庁では、気象レーダーと雨量計から60分間の雨量を積算した1時間解析雨量を10分毎に算出する速報版解析雨量を作成し、各種プロダクトに用いています。 この速報版解析雨量について、気象レーダーの二重偏波情報の高度利用を開始した本年6月4日以降、場合によっては雨量がやや過大に算出される可能性があったことがわかりました(最大でも1.2倍程度)。 このため、本日(7月31日)、一旦、6月4日の変更前のプログラムに戻しましたので、お知らせいたします。なお、二重偏波情報の高度利用の再開については、プログラム改修後、再度お知らせいたします。
〇影響を受けた可能性のある主なプロダクト
・キキクル(危険度分布)
・大雨警報、洪水警報等
・記録的短時間大雨情報
・顕著な大雨に関する気象情報(線状降水帯発生情報)
・今後の雨(実況)
〇影響のなかった主なプロダクト
・雨雲の動き
・今後の雨(予報)
問合せ先
気象庁大気海洋部業務課 担当 平井
電話03-6758-3900(内線4103)
気象庁大気海洋部業務課気象技術開発室 担当 白石
電話03-6758-3900(内線4186)