「気候変動監視レポート」のウェブサイト化と「気候変動ポータル」の開設について

報道発表日

令和7年3月18日

概要

 日本と世界の気候変動に関する最新の観測情報を総合的にまとめた「気候変動監視レポート」を、従来のPDF形式からウェブサイト形式とし、常に最新の情報を確認・取得いただけるようにします。また、気象庁がホームページ上で公表している気候変動に関する情報へのアクセスを容易にするため、「気候変動ポータル」を開設します。

「気候変動監視レポート」のウェブサイト化について

 「気候変動監視レポート」は、日本と世界の気候変動に関する最新の観測情報を総合的にまとめた報告書です。
これまで、毎年1回PDF形式にとりまとめて提供してきたところ、より早く情報を活用いただけるよう、3月18日からはウェブサイト化して提供します。これに伴い、現在掲載している2024年の年平均気温などの情報について、今後は気温や降水量などの要素ごとに、最新のデータの準備ができ次第、随時更新することで、常に最新のデータに基づく情報を提供します
 本レポートを、様々な分野で気候変動対策に取り組む際の基盤的な観測情報としてご活用ください。

 なお、来年度以降は、毎年3月頃に1年間のトピックスをまとめてお知らせします。また、社会的に影響の大きい新たな知見(解析結果)が得られた場合、引き続き報道発表等によりお知らせします。

(URL)https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/monitor/index.html

気候変動ポータルの開設について

 気象庁がホームページ上で公表している気候変動に関する情報へのアクセスが容易になるよう、「気候変動ポータル」を開設しました。
「気候変動ポータル」の主なコンテンツは以下の通りです。

  • 最新の科学的知見に基づく観測結果と将来予測がわかる「日本の気候変動2020」や「気候変動監視レポート」
  • 最近の気候と海洋に関する情報がわかる「気候系監視速報」や「海洋の健康診断表」
  • 気候変動のデータ活用を支援する「気候予測データセット2022」や「気候リスク管理」
  • 気候変動対策の理解へとつながる「気候講演会」

 気候変動に関する様々な情報にアクセスする際の入口としてご活用ください。
(URL)https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/menu/index.html

 なお、「日本の気候変動2020」に最新の観測結果と科学的知見を反映し、100年に一回などの極端な大雨や高温の発生頻度と強度の変化等の新たな情報を追加した「日本の気候変動2025」を、3月中に公表する予定です。これも「気候変動ポータル」からアクセスいただけます

問合せ先

 気象庁大気海洋部気象リスク対策課気候変動対策推進室 大久保、苗田

 電話:03-6758-3900(内線4112、4113)

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