海徳海山の噴火警報(周辺海域)を解除

報道発表日

令和7年2月14日

概要

 海徳海山では、噴火の可能性は低くなったと判断し、本日(14日)11時00分に噴火警報(周辺海域)を解除しました。

本文

 海徳海山(小笠原諸島母島の南西約120kmにある海底火山)では、海上保安庁が令和4年8月23日に実施した上空からの観測によって周辺で変色水が確認され、海底噴火が発生する可能性があることから、同日20時00分に噴火警報(周辺海域)と海上警報を発表しました。その後、令和5年1月4日まで、海上保安庁が実施した上空からの観測および気象衛星ひまわりの観測で、変色水や浮遊物が確認されました。

 その後は、気象衛星ひまわりの観測では噴火は確認されず、昨日(13日)までに繰り返し実施された海上保安庁による上空からの観測でも、海徳海山周辺海域で、変色水等の特異事象も認められていません。

 これらのことから、噴火の可能性は低くなったと判断し、本日(14日)11時00分に噴火警報(周辺海域)を解除し、噴火予報(活火山であることに留意)に引き下げました。合わせて、火山現象に関する海上警報を解除しました。

問合せ先

気象庁 地震火山部 火山監視課 碓井、今野

電話:03-6758-3900(内線:5184、5211)

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