口永良部島の噴火警戒レベルを2へ引下げ

報道発表日

令和6年3月27日

概要

本日(27日)14時00分に口永良部島の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き下げました。

本文

 口永良部島では、古岳火口付近を震源とする火山性地震が昨年(2023年)6月以降増加したため、7月10日に噴火警戒レベル3を切り替え、従来の警戒が必要な範囲に古岳火口から概ね2kmの範囲を追加しました。その後火山性地震は増減を繰り返しながら多い状態が続いていましたが、今年(2024年)1月中旬頃から減少し、その他の観測データ(地殻変動や二酸化硫黄の放出量等)にも活発化を示す特段の変化は認められません。

 これらのことから、口永良部島では新岳火口及び古岳火口から1kmを超える範囲に影響を及ぼす噴火、及び、新岳火口から西側2kmを超える範囲に影響を及ぼす火砕流を伴う噴火が発生する可能性は低くなったと考えられるため、本日(27日)14時00分に口永良部島の噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。

 引き続き、新岳火口及び古岳火口から概ね1㎞の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、西側は新岳火口から概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。

問合せ先

気象庁 地震火山部 火山監視課  碓井

電話:03-6758-3900(内線5184)

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