IPCCシンポジウム『IPCC第7次評価サイクル(AR7)始動!』の開催について

報道発表日

令和6年2月16日

概要

 気象庁は、経済産業省及び文部科学省と共同でIPCCシンポジウム『IPCC第7次評価サイクル(AR7)始動!』を令和6年3月4日に開催します。

本文

1.概要
 気候変動に関する最新の科学的知見を提供する役割を担う「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、2023年3月に第6次評価報告書サイクル(AR6)の統合報告書を公表し、AR6が終了しました。そして、同年7月には第7次評価報告書サイクル(AR7)を率いる議長団選挙が行われ、Jim Skea(ジム・スキー)新議長を含む新たな議長団のもとAR7が開始されました。AR7で作成される報告書は国際的な気候変動対策に最新の科学的根拠を与えるほか、第2回グローバル・ストックテイクへの重要なインプットになることが予想されます。
 本シンポジウムでは、Joy Jacqueline Pereira(ジョイ・ジャックリーン・ペレイラ) WG3共同議長、榎剛史インベントリータスクフォース(TFI)共同議長、Şiir Kılkış(シール・キルキシュ) WG3副議長(オンライン参加)をお招きして、AR7で作成予定の報告書の紹介や、AR7の報告書が政府、民間の政策決定者により有益かつ効果的なインプットをするために取り入れるべき内容について基調講演をいただきます。また、東京大学の杉山 昌弘教授をモデレーターとして、基調講演者に加え、AR6の執筆に関わられた各WGの日本の研究者の方々をパネリストにむかえたパネルディスカッションを行います。

 ♦ 日時 令和6年3月4日(月)10時00分~12時30分(受付開始:9時30分)
 ♦ 開催方式 対面方式及びオンライン方式の併用(いずれも参加費無料)
 ♦ 会場 虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー 4階)ホールB
 ♦ 主催 経済産業省、文部科学省、気象庁
 ♦ 共催 環境省、農林水産省、林野庁、国土交通省
 ♦ 後援 地球ウォッチャーズ-気象友の会-
 ♦ 参加方法 対面参加、オンライン参加どちらの場合も事前申込が必要です。
      対面参加の申込みは、定員になり次第締め切りとさせていただきます。
      オンライン参加について、人数制限はありません。申込方法及びその他詳細な情報については下記
      ウェブサイトを参照ください。
      参加申込みURL(https://ig-online.jp/form/ipcc/ )
 ♦ プレス登録 取材を希望される報道関係者の方も、事前に参加申込み下さいますようお願いします。
       やむを得ず当日受付となる場合は、本人確認のため名刺をご持参下さい。

2.プログラム(日英同時通訳あり)
 ♦ 開会・主催者挨拶
  ・小林 出(経済産業省 大臣官房審議官(環境問題担当))
 ♦ 基調講演1【AR7の方向性について】
  ・Joy Jacqueline Pereira(IPCC AR7 WG3 共同議長)
 ♦ 基調講演2【短寿命気候強制因子排出量計算に関する方法論報告書について】
  ・榎 剛史 (IPCC AR7 インベントリータスクフォース(TFI)共同議長)
 ♦ 基調講演3【都市関連特別報告書について】
  ・Şiir Kılkış(IPCC AR7 WG3副議長)※オンライン参加
 ♦ パネルディスカッション
  ▽モデレーター
   ・杉山 昌弘 (IPCC AR6 WG3執筆者 東京大学 東京大学未来ビジョン研究センター 教授)
  ▽パネリスト
   ・Joy Jacqueline Pereira (IPCC AR7 WG3 共同議長)
   ・榎 剛史 (IPCC AR7 TFI共同議長)
   ・渡部 雅浩 (IPCC AR6 WG1執筆者 東京大学 大気海洋研究所 気候システム研究系
          気候変動現象研究部門 教授)
   ・石井 雅男 (IPCC AR6 WG1執筆者 気象庁気象研究所 気候・環境研究部 主任研究官)
   ・秋元 圭吾(IPCC AR6 WG3執筆者 公益財団法人 地球環境産業技術研究機構
          システム研究グループリーダー・主席研究員)
 ♦ 閉会挨拶
  ・林 孝浩(文部科学省 大臣官房審議官(研究開発局担当))

なお、プログラムには多少の変更の可能性があります。

問合せ先

気象庁 大気海洋部 気象リスク対策課 気候変動対策推進室 梅澤、町田

電話:03-6758-3900(内線4110、4113)

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