令和５年12月の地震活動及び火山活動について
報道発表日
令和６年１月12日
概要
令和５年12月の地震活動及び火山活動について解説します。
本文
- 地震活動
12月２日23時37分（日本時間）にフィリピン諸島、ミンダナオでMw7.5（Mwは気象庁によるモーメントマグニチュード）の地震が発生しました。この地震により、伊豆諸島の八丈島八重根で0.4ｍなど、宮城県から鹿児島県にかけての太平洋沿岸、沖縄県、伊豆諸島及び小笠原諸島で津波を観測しました。
全国で震度３を観測した地震の回数は７回で、震度４以上を観測した地震はありませんでした。日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は90回でした。
- 火山活動
警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません（令和６年１月12日14時現在）。
霧島山（えびの高原（硫黄山）周辺）では、12月６日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを２（火口周辺規制）から１（活火山であることに留意）に引き下げました。
問合せ先
地震：地震火山部 管理課 担当 下山 電話 03-6758-3900（内線 5104）
火山：地震火山部 火山監視課 担当 碓井 電話 03-6758-3900（内線 5184）
資料全文
- 令和５年12月の地震活動及び火山活動について[PDF形式: 623KB]
- 別紙１（日本の主な地震活動）[PDF形式: 1.00MB]
- 別紙２（世界の主な地震活動） [PDF形式: 2.50MB]
- 別紙３（日本の主な火山活動）[PDF形式: 861KB]
- 別紙４（世界の主な火山活動）[PDF形式: 360KB]
※以下の３カ所において「令和６年能登半島地震」の地震活動域の方向を「北東－南西方向」に修正しました。（令和6年1月15日）
・別紙１(p.5)の（上記期間外）４行目
・関東・中部地方の主な地震活動(p.10)の（上記期間外）４行目
・「令和６年能登半島地震」の概要(p.11)の第３段落３行目
※九州地方の主な地震活動(p.38)の右下のM-T図で、期間を示す矢印の位置を修正しました。（令和6年1月15日）
参考資料
- 令和５年12月に震度１以上を観測した地震[PDF形式: 645KB]
- 令和５年12月に長周期地震動階級１以上を観測した地震[PDF形式: 1.20MB]
- 緊急地震速報の提供状況[PDF形式: 1.23MB]
- 令和５年（2023年）の地震活動について[PDF形式: 11.7MB]
※「令和５年（2023年）の地震活動について」で以下の修正を行いました。（令和6年1月19日）
・p. 1 概況第１段落２行目：「（2021年は７回）」を「（2022年は７回）」に修正しました。
・p. 1 概況第１段落５行目：2023年５月５日の能登半島沖の地震を含む石川県能登地方の地震活動について、令和６年１月１日に名称を「令和６年能登半島地震」と定めたことを注釈に追加しました。
・p. 1 概況第４段落 ：日本で津波を観測した地震に2023年５月５日の能登半島沖の地震を追記し、2023年中に津波を観測した地震の回数を「４回」から「５回」に修正しました。
・p. 3 図４の津波を観測した年別回数グラフの2023年のデータを修正しました。
・p.17 概況１行目の回数「３回」を「４回」に修正し、2023年５月５日の能登半島沖の地震について図中及び本文中に記載を追加しました。
・p.37 表１中の37番及び47番の地震の深さの欄を修正しました。
国土地理院のGNSSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。
