降水予測の精度を改善します
~数値予報モデルの改良~
報道発表日
令和5年3月7日
概要
気象庁は、令和5年3月に数値予報モデルを改良し、降水予測の精度を改善します。 この改善は、台風や前線に伴う強い降水による災害の防止・軽減に資する防災気象情報のより的確な提供につながるものです。
本文
警報等の防災気象情報の発表をより的確なものとするには、スーパーコンピュータを用いた「数値予報」の精度向上が不可欠です。
このため、気象庁では平成30年に策定した「2030年に向けた数値予報技術開発重点計画」に基づき、数値予報の技術開発を推進しています。
今般、以下の改良を実施します。
- 地球全体を対象に数日より先の予測を行う全球モデルの改良(3月14日)
- 日本とその近海を対象に数時間から1日先の大雨や暴風などの予測を行う メソモデル、メソアンサンブル予報システム、局地モデルの改良(3月28日)
今回の改良では、気象庁における数値予報の技術基盤である全球モデルの水平高解像度化による降水予測精度の改善、 アメダス湿度計や船舶による水蒸気観測データの利用開始・拡充や局地モデル・メソアンサンブル予報システムの改良による 線状降水帯の予測精度向上等、主要な数値予報モデルの予測精度が改善します。気象庁では、引き続き予測精度の向上に努めてまいります。
問合せ先
気象庁情報基盤部 数値予報課 木村
電話:03-6758-3900(内線3335)
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