「気象データアナリスト育成講座」を認定しました
報道発表日
令和3年6月22日
概要
気象庁は、気象データアナリストの育成を通じて、産業界における気象データの高度な利活用を支援し、社会の生産性向上に一層貢献する取り組みを進めています。 この目的で創設した「気象データアナリスト育成講座」認定制度に基づき、今般、2つの民間講座を初めて認定しました。
本文
再生可能エネルギー分野や企業の気象災害に対するリスク管理の必要性、持続可能な開発目標(SDGs)をめぐる機運の高まりなどを背景に、
気象データ等を活用して企業におけるビジネス創出や課題解決ができる専門的な人材「気象データアナリスト」の確保が課題となっています。
このため、気象庁は、気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)※の協力のもと、本年2月に「気象データアナリスト育成講座」の認定制度を創設しました。
今般、同制度に基づき、2つの民間講座を初めて認定しましたのでお知らせします。(開講は本年10月以降を予定)。
気象データアナリスト育成講座では、機械学習、人工知能、統計手法といったデータサイエンスの基礎に加え、
各種気象データの特徴やその取扱いについて学べるほか、気象データとビジネスデータを組み合わせた課題解決型の実習が行われます。
気象の影響を大きく受ける企業でデータ分析等の実務に就かれている方のさらなるスキルアップとして、
また、データ分析等を行っている企業の人材育成の一環として活用いただくことを想定しています。
気象庁は、引き続き気象ビジネス推進コンソーシアムと連携し、気象データアナリストの育成を通じて、
産業界における気象データの高度な利活用を支援し、社会の生産性向上に一層貢献してまいります
今回認定した講座は、「認定講座一覧」を、認定制度については、「気象データアナリスト育成講座」の認定制度についてをご覧ください。
※平成29年3月に設立した産学官の連携組織。産業界における気象データの利活用を一層推進するとともに、気象データを利用した産業活動の創出・活性化に取り組む。会長は東京大学大学院情報学環越塚登教授。事務局は気象庁。
問合せ先
気象庁情報基盤部情報利用推進課 海老田、森
電話:03-6758-3900(内線3181・3183) FAX:03-3434-9050