台風第21号について(9月3日)
報道発表日
平成30年9月3日
本文
<台風>非常に強い台風第21号は、3日9時現在、南大東島の東海上を北北西へ進んでいます。今後、次第に北北東へ進路を変えて、4日の日中に四国地方から紀伊半島に非常に強い勢力を維持して接近し、上陸する見込みです。その後、速度を速めながら、4日夜には強い勢力で日本海に進み、5日にかけて北日本の日本海側沿岸を北上する見込みです。
<暴風・高波>台風の接近に伴い、風が急に強まり、西日本を中心に4日朝から猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなる見込みです。東日本でも4日昼前から、北日本では4日夜から、広い範囲で暴風が吹き、海は猛烈なしけや大しけとなるでしょう。
<大雨>3日午後から西日本太平洋側に湿った空気が流れ込み、南東向きの斜面を中心に、雨が強まるでしょう。その後は西日本と東日本では、台風本体の雨雲が接近するため、4日未明から非常に激しい雨が降り、局地的には1時間80ミリ以上の猛烈な雨となる見込みです。 4日12時までの24時間の雨量が多いところで、四国地方、近畿地方で200から400ミリ、5日12時までの24時間の雨量は、東海地方で300から500ミリなど広い範囲で大雨となるおそれがあります。瀬戸内海に面した地域でも雨量が多くなるでしょう。北日本でも4日夜から5日にかけて非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
<高潮>台風が接近・通過する時間帯を中心に顕著な高潮のおそれがあります。
<警戒事項>暴風、うねりを伴った高波、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に厳重に警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風に十分注意し、交通障害や農作物の管理、停電などにも留意してください。
各地の気象台の発表する警報・注意報など気象情報に留意するとともに、危険度分布を活用し、市町村の避難勧告等に従って、早め早めの避難、安全確保をお願いします。
今後の予想を含めた最新の情報は各地の気象台が発表した気象情報をご利用ください。
問い合わせ先
本報道発表に関するお問い合わせ:
気象庁予報部予報課 03-3211-8303
資料全文
最新の気象情報
- 気象警報・注意報(雨,洪水,暴風(雪),波浪,高潮,大雪などによる、災害への警戒・注意を呼びかける)
- 危険度分布(どこで土砂災害、浸水害、洪水害の危険度が高まると予測されているかを地図上で表示)
- 各地の気象情報(気象概況や大雨の見通し)
- 台風情報(台風の位置・強さ・速度などの解析・予報、大雨や暴風の見通し)
- 指定河川洪水予報(国や都道府県の管理する主な河川の氾濫の危険度を予測)
- 土砂災害警戒情報(命に危険が及ぶ土砂災害の発生が切迫したときに厳重な警戒を呼びかける)
- 最新の気象データ
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