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世界の主要温室効果ガス濃度は過去最高値 ~WMO温室効果ガス年報第7号の発行~

報道発表日

平成23年11月21日

概要

大気中の温室効果ガス観測データについて、気象庁が世界の専門家と協力して解析した結果、2010年の二酸化炭素、メタンおよび一酸化二窒素の世界平均濃度は過去最高であることが判明しました。この結果は11月21日に、世界気象機関(WMO)の温室効果ガス年報第7号として発表されました。

本文

  気象庁は、世界気象機関(WMO)の温室効果ガス世界資料センター(World Data Centre for Greenhouse Gases: WDCGG)を運営しており、世界中の温室効果ガス観測データを収集・解析しています。今般、2010年12月までの世界の温室効果ガス観測データについて、当庁が世界の温室効果ガス専門家と協力して解析し、結果を取りまとめました。その結果が、WMOより11月21日に温室効果ガス年報(Greenhouse Gas Bulletin)第7号として発表されました。

 今回の解析結果によると、大気中の主要な温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)及び一酸化二窒素(N2O)の2010年における世界平均濃度は、過去最高値を記録したことが分かりました。このうち2009年から2010年にかけての二酸化炭素と一酸化二窒素の濃度増加量は、ともにその前の年の値を上回り、さらに、最近10年間で平均した年間の増加量と比べても上回っています。また、メタンの濃度も4年間連続で増加しております。

 本年報は、気候変動枠組条約第17回締約国会議(COP17)(11月28日~12月9日、南アフリカ・ダーバン)で配布される予定です。

 WMO温室効果ガス年報は、以下のURLにてご覧になれます。

問い合わせ先

地球環境・海洋部 環境気象管理官付 全球大気監視調整官
電話 03-3212-8341(内線)4112
   03-3287-3439(直通)

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