風向風速計

 風は、航空機の揚力(浮き上がるための力)・滑走距離・操縦性に大きく影響し、特に滑走路に対する強い横風や突風などは、航空機の離着陸に大きな影響を及ぼします。このため、風向風速計は、一般的に接地帯(着陸する航空機が初めて滑走路に接触しようとする部分)付近に設置しています。

 航空気象観測では、胴体と尾翼で風を受け、その向きから風向きを、プロペラの回転数から風速を観測する風車型風向風速計を使用しています。

エーロベン風向風速計写真