平成26年7月の地震活動及び火山活動について
報道発表日
平成26年8月8日
概要
平成26年7月の地震活動及び火山活動について解説します。
本文
- 地震活動
- 全国の地震活動
7月5日07時42分に岩手県沖の深さ49㎞でM5.9の地震が発生し、岩手県宮古市で最大震度5弱を観測しました。
7月8日18時05分に胆振地方中東部の深さ3㎞でM5.6の地震が発生し、北海道の白老町で最大震度5弱を観測しました。
7月12日04時22分に福島県沖でM7.0の地震が発生し、宮城県の石巻市鮎川で17cmなど、岩手県から福島県にかけての沿岸で津波を観測しました。
全国で震度3以上を観測した地震の回数は16回、日本及びその周辺におけるM4.0 以上の地震の回数は120回でした。
- 「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震活動
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震は、次第に少なくなってきているものの、最大震度4以上を観測した地震が5回、震度1以上を観測した地震が76回発生するなど、引き続き岩手県から千葉県北東部にかけての沿岸及びその沖合の広い範囲で発生しました。
- 全国の地震活動
- 火山活動
口永良部島では、8月3日(期間外)に噴火が発生したことから、同日、火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き上げました。また、火砕流にも警戒が必要なため、7日に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を切り替えました。
桜島では、爆発的噴火が発生するなど活発な噴火活動が継続しました。
西之島では、噴火及び溶岩の流出が継続し新たに形成された陸地の拡大が確認されました。
草津白根山では、火山活動の活発化を示すデータが引き続き観測されました。
霧島山(新燃岳)では、GNSS観測によると、新燃岳の北西数kmの地下深くにあると考えられるマグマだまりの膨張を示す地殻変動は、2011年12月以降鈍化・停滞していましたが、2013年12月頃から伸びの傾向がみられます。また、新燃岳に隣接する韓国岳周辺を震源とする地震が時々発生しました。
諏訪之瀬島では、17日に小規模な噴火が発生しました。
その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。
問い合わせ先
地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4538)
資料全文
- 平成26年7月の地震活動及び火山活動について[PDF形式: 337KB]
- 別紙1(日本の主な地震活動)[PDF形式: 424KB]
- 別紙1参考(日本の主な地震活動の参考資料)[PDF形式: 464KB]
- 別紙2(世界の主な地震活動)[PDF形式: 810KB]
- 別紙3(日本の主な火山活動)[PDF形式: 398KB]
- 別紙4(世界の主な火山活動)[PDF形式: 468KB]
参考資料
国土地理院のGNSSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。