平成26年５月の地震活動及び火山活動について

平成26年６月９日

平成26年５月の地震活動及び火山活動について解説します。

• 地震活動
  
  • 全国の地震活動
    　５月５日05時18分に伊豆大島近海の深さ156kmでM6.0の地震が発生し、東京都千代田区で震度５弱を観測しました。
    　全国で震度３以上を観測した地震の回数は17回、日本及びその周辺におけるM4.0 以上の地震の回数は73回でした。
    
    
  • 「平成23年（2011年）東北地方太平洋沖地震」の余震活動
    　「平成23 年（2011 年）東北地方太平洋沖地震」の余震は、次第に少なくなってきているものの、最大震度４以上を観測した地震が１回、震度１以上を観測した地震が53回発生するなど、引き続き岩手県から千葉県北東部にかけての沿岸及びその沖合の広い範囲で発生しました。
    
    
• 火山活動
  　桜島では、爆発的噴火が発生するなど活発な噴火活動が継続しました。
  　西之島では、噴火及び溶岩の流出など活発な噴火活動が継続しており、新たに形成された陸地が拡大していることから、６月３日18時00分に火口周辺警報を発表し、警戒事項を火口周辺危険から入山危険に引き上げました。
  　草津白根山では、３月上旬から湯釜付近及びその南側を震源とする火山性地震が増加し、５月頃からは湯釜近傍地下の温度上昇を示すと考えられる全磁力変化がみられたことなどから、６月３日18時00分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを１（平常）から２（火口周辺規制）に引き上げました。。
  　霧島山（新燃岳）では、GNSS観測によると、新燃岳の北西数kmの地下深くにあると考えられるマグマだまりの膨張を示す地殻変動は、2011年12月以降鈍化・停滞していましたが、2013年12月頃から伸びの傾向がみられます。また、新燃岳に隣接する韓国岳周辺を震源とする地震が時々発生しました。
  　諏訪之瀬島では、ごく小規模な噴火が発生するなどやや活発な火山活動が継続しました。
  
  　その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。
  
  

地震：地震火山部管理課　電話　03-3212-8341（内線　4581）
火山：地震火山部火山課　電話　03-3212-8341（内線　4538）