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平成21年9月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成21年10月7日

概要

平成21年9月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     9月30日にサモア諸島でMw7.9(Mwは気象庁CMT解によるモーメントマグニチュード)の地震が発生し、この地震により伊豆・小笠原諸島、北海道から九州地方にかけての太平洋沿岸、沖縄県で津波を観測しました。
     全国で震度1以上を観測した地震の回数は131回、日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は78回でした。
     国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について特に目立った変動は見られません。

     震度3以上を観測するなどの主な地震活動の概況は別紙1のとおりです。また、世界の主な地震は別紙2のとおりです。

     
  • 火山活動
     桜島の昭和火口では、爆発的噴火を含む噴火が時々発生しました。また、南岳山頂火口では10月3日に爆発的噴火があり、噴煙が火口縁上3,000mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が4合目まで達しました。
     引き続き、昭和火口及び南岳山頂火口から2km程度の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒が必要です。桜島では、火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続しています。
     口永良部島では、27日から火山性地震が増加したことから、火山活動が高まっていると判断し、同日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
     浅間山では、火山性地震がやや多い状態で推移しています。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     諏訪之瀬島では、爆発的噴火を含む噴火が断続的に発生しました。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

     日本の主な火山活動の概況は別紙3のとおりです。また、世界の主な火山活動は別紙4のとおりです。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)

資料全文

参考資料


国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。

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