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平成21年4月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成21年5月11日

概要

平成21年4月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     震度5弱以上を観測した地震及び津波を観測した地震はありませんでした。
     全国で震度1以上を観測した地震の回数は103回、日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は106回でした。
     国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について特に目立った変動は見られません。


     震度3以上を観測するなどの主な地震活動の概況は別紙1のとおりです。また、世界の主な地震は別紙2のとおりです。

     
  • 火山活動
     浅間山では、火山性地震はやや多い状態が続いていますが、2月2日の噴火前にみられた周期の短い火山性地震の増加は認められないことや、二酸化硫黄の放出量も減少してきていることなどから、山頂火口から4kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低くなったと考えられ、7日に火口周辺警報を発表し噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。
     桜島では、4月11日以降、昭和火口及び南岳山頂火口で発生したのはいずれもごく小規模な噴火でした。火山性地震及び火山性微動は少ない状態が続いており、山体の膨張を示す地殻変動も観測されていないことなどから、24日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。
     雌阿寒岳では、地震活動は概ね低調に推移し、噴煙活動も次第に低下するなど、火山活動は落ち着いた状態となっており、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなったことから、10日に噴火予報を発表して噴火警報を解除し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(平常)に引き下げました。
     草津白根山では、山頂から概ね500mの範囲でごく小規模な火山灰等の噴出に警戒が必要なことから、10日に噴火予報を切り替えました(噴火警戒レベル1(平常)継続)。
     三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いており、火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     口永良部島では、噴煙活動はやや活発で、火山性微動はやや多い状態で経過しました。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     諏訪之瀬島では、小規模な噴火が断続的に発生しました。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。


     日本の主な火山活動の概況は別紙3のとおりです。また、世界の主な火山活動は別紙4のとおりです。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)

資料全文

参考資料


国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。

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