キーワードを入力し検索ボタンを押下ください。

予報用語の改正について

報道発表日

平成19年3月29日

概要

気象庁では、天気予報や気象情報、解説等で用いている予報用語について、平成8年以来約10年ぶりに全面的な見直しを行い、4月1日から改正した用語の利用を開始します。 

本文

1.経緯

気象庁では天気予報や気象情報、解説等で用いる「予報用語」を定めていますが、国土交通省の定めた「安全・安心のためのソフト対策推進大綱」では、防災に係る用語について一般利用者の目線に立った明確さ、平易さ、聞取りやすさを求めています。

「予報用語」は前回平成8年の大幅な改正から約10年が経過したことから、「予報用語」として収録、使用している約1200語の用語すべてを見直し、見直し案について関係機関や有識者からご意見を伺うとともに、気象庁ホームページにおいて広く一般の国民の皆様からもご意見をいただきました。 皆様からいただいたご意見への対応は「予報用語の見直しに対する主なご意見への回答[pdf形式:142KB]」にまとめました。

この結果、時間帯に関する一部の用語など約130語の「解説」等を修正するとともに、「熱中症」や「猛暑日」など今後情報等で利用する必要が出てきた用語約40語を新たに加え、天気予報や解説等で用いない約30語を削除しました。

2.見直しのポイント

主な改正点は以下のとおりです。


○ 時間帯に関する用語〔 修 正 〕
 ・00時 ~ 03時:「午前3時頃まで」を「未明」に
 ・06時 ~ 09時:「朝のうち」を「朝」に
 ・18時 ~ 21時:「宵のうち」を「夜のはじめ頃」に

○ 新たに加えた用語
 ・「藤田スケール」:竜巻等の突風に関する尺度として世界的に利用
 ・「熱中症」:高温に対して注意・警戒を呼びかける際に使用
 ・「猛暑日」:日最高気温が35℃以上の日に関して用語を新たに定義

○ その他〔 低気圧の名称 〕
 ・低気圧により防災上注目すべき気象現象や特徴などが異なることから、低気圧についての特別な呼称は設けない。
 ・状況に応じて、「急速に発達する低気圧」「猛烈な風を伴う低気圧」などのように具体的な記述、解説を行う。

今回、修正あるいは加えた用語は「予報用語改正(変更部分)[pdf形式:575KB]」、天気予報や解説等では用いないことから削除した用語は「天気予報や解説では用いないことから削除した用語[pdf形式:203KB]」にまとめました。 4月1日以降使用する「予報用語」の改正全体版は「予報用語(2007年4月1日現在)」です。

3.改正の期日

今回の改正に伴う「予報用語」は、本日から気象庁ホームページで公表し、4月1日から利用を開始します。

なお、時間帯や地域に関する一部の用語(「予報用語改正(半年程度の準備期間をおいて改正を行う用語[pdf形式:112KB]」)については、情報システムの変更を伴うことから、半年程度の準備期間を設けた上で利用を始めます。 これらの用語の利用を始める準備ができましたら、改めてお知らせします。

問い合わせ先

気象庁 予報部予報課 天気相談所
電話(代)03-3212-8341 (内)4621

資料全文


Adobe Reader

このサイトには、Adobe社Adobe Readerが必要なページがあります。
お持ちでない方は左のアイコンよりダウンロードをお願いいたします。

このページのトップへ