気象庁のレーダーで捉えた竜巻の親雲


5月6日12:10~13:10(日本時間)の期間の気象レーダーによる観測画像を掲載しました。

 気象庁のレーダーにより捉えた茨城県付近の10分ごとの降水強度分布(単位:mm/h)を左図に示します。
 このうち、常総市~つくば市の竜巻の親雲の部分(左図赤枠)について、東京レーダー(柏市)の観測結果を右図に示します。
 東京レーダーは仰角1.7度におけるレーダーエコーの強さ(降水強度に対応)の分布を表しています。
 12時40分に、竜巻に関連したフックエコーと呼ばれるかぎ針の形をしたエコーが観測されています。その高度は約1kmです。

注) dBZ: レーダーエコーの強さを示す単位。
   レーダー観測の概要は、こちらを参照してください。



竜巻発生時におけるスーパーセル雷雨の模式図

(a)南東方向から見た姿(ブルーシュタインの未発表の論文にもとづく。訳語は小倉(1977)を用いた)。
(b)上から見た姿。雲の輪郭は気象衛星で、降水域のパターンはレーダーで見たもの(ハウゼ(Houze), 1993)。

スーパーセル雷雨の模式図

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