「令和6年能登半島地震」について(第5報)
報道発表日
令和6年1月2日
本文
地震の概要 | |
---|---|
検知時刻
(最初に地震を検知した時刻) | 1月1日16時10分 |
発生時刻
(地震が発生した時刻) | 1月1日16時10分 |
マグニチュード | 7.6(暫定値) |
発生場所 | 石川県能登地方(輪島の東北東30km付近) 深さ 16km(暫定値) |
発震機構 | 北西―南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(速報) |
震度 | 【最大震度7】石川県の志賀町(しかまち)で震度7を観測したほか、北海道から九州地方にかけて震度6強~1を観測 |
地震活動の状況
2日09時00分現在 | 1日16時以降、震度1以上を観測した地震が147回発生(震度7:1回 震度5強:3回 震度5弱:5回 震度4:20回 震度3:57回 震度2:61回) |
長周期地震動の観測状況 | 石川県能登で長周期地震動階級4を観測 |
(防災上の留意事項)
石川県能登地方を中心に活発な地震活動が続いています。
揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情が無い限り危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてください。
1日16時10分に発生した石川県能登地方を震源とする地震の津波注意報は、これ以上津波が大きくならないと判断し、2日10時00分に全て解除しました。津波注意報が発表されていた沿岸では津波に伴う海面変動が観測されておりますので、今後1日程度は継続する可能性が高いと考えられます。海に入っての作業や釣りなどに際しては十分な留意が必要です。
(今後の地震活動の見通し)
過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1~2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度7程度の地震に注意してください。特に今後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。また、この地域では、3年以上地震活動が続いており、当面、継続すると考えられますので、引き続き注意してください。なお、今回の地震の揺れは従来より広範囲に広がっています。
また、海底で規模の大きな地震が発生した場合、津波に注意する必要があります。
(気象庁機動調査班(JMA-MOT)の出動)
気象庁は、この地震により震度5強以上が観測された地域を中心に、地震動による被害調査及び震度観測点の状況確認のため、本庁地震火山部、東京管区気象台、新潟地方気象台、富山地方気象台、金沢地方気象台及び福井地方気象台からなる気象庁機動調査班(JMA-MOT)を派遣します。
図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。
問合せ先
地震火山部 地震津波監視課
電話 03-3434-9041
資料全文
最新の地震・津波に関する情報
- 津波警報等の発表状況
- 津波の観測状況
- 潮位観測情報
- 地震情報
- 推計震度分布図
- 長周期地震動に関する観測状況
- 緊急地震速報の発表状況
- 発震機構解
- 震央分布
- 地震から身を守るために
- 津波から身を守るために
- 気象庁防災情報X(旧Twitter)