エルニーニョ等の監視・統計に使用する海面水温データを高品質なものに更新しました
～過去のエルニーニョ現象等の発生期間を特定し直しました～
報道発表日
令和5年6月16日
概要
エルニーニョ/ラニーニャ現象の監視に使用する海面水温データをこれまでより品質の高いものに更新しました。この品質の高い海面水温データを使用することで、過去のエルニーニョ現象等について発生期間を特定し直しました。
本文
毎月発表している「エルニーニョ監視速報」に使用する海面水温データを、令和５年６月９日発表分から更新しました。新たに使用する海面水温データは、衛星観測を活用することで、これまでよりも水平分解能が向上し、品質も高いものとなっています。この品質の高い海面水温データを使用することで、エルニーニョ現象等をより正確に監視することが可能になりました。
また、この品質の高い海面水温データを使用することで、過去のエルニーニョ現象等について発生期間を特定し直しました。これにより、1993年春～1993年秋がエルニーニョ現象の発生期間に追加されるなど、一部変更になりました。
なお、合わせてエルニーニョ現象等発生時の日本の天候の統計的な特徴など過去の統計を更新しましたが、日本の天候の統計的な特徴に大きな変化はありません。
詳細は下記の「資料全文」をご参照ください。
問合せ先
気象庁大気海洋部気候情報課 楳田、上澤
電話：03-6758-3900（内線4546、4547）
