火山噴火等による潮位変化に関する情報のあり方とそれを踏まえた情報発信の運用改善について

報道発表日

令和4年7月27日

概要

 令和4年1月15日に発生した、フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山の噴火による潮位変化を踏まえ、「火山噴火等による潮位変化に関する情報のあり方検討会」において情報のあり方を検討し、その結果がとりまとめられました。
 また、当面の対応としてきた情報発信について、本検討会の報告書を踏まえた運用の改善を行います。

本文

(1)「火山噴火等による潮位変化に関する情報のあり方検討会」の報告書について

 令和4年1月15日に発生した、フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山噴火による潮位変化を受け、その後判明した潮位変化のメカニズム等を踏まえ、「火山噴火等による潮位変化に関する情報のあり方検討会」において情報のあり方について検討を行い、その結果が取りまとめられました(別添1~3)。概要は以下の通りです。

  • 潮位や気圧の観測結果を基に津波警報・注意報の仕組みを活用し、注意警戒を呼びかける。防災対応の中では「津波」として情報提供。
  • 火山噴火による気圧波に起因する潮位変化に対しては、日本に潮位変化が到達するまでの猶予時間を活用して、丁寧な解説や情報提供を行う。
  • 気圧波以外にも、山体崩壊等の火山現象により潮位変化が発生する場合があり、観測結果を基に津波警報・注意報を発表する。稀な現象であっても防災対応につなげるためには、平時の普及啓発と、現象発生時の記者会見等での丁寧な解説が重要。

(2)上記報告書を踏まえた情報発信の運用改善について

 当面の対応として行ってきた「遠地地震に関する情報」や津波警報・注意報の仕組みを用いた情報発表について、検討会報告書を踏まえ、

  • 気象衛星ひまわりの解析結果も用いた情報提供や、次回情報発表目安時刻の提供
  • 津波の発生に関係が深い観測結果が得られた際には、記者会見等での丁寧な解説・情報提供

を行う等の運用の改善を本日(7月27日)より行います(別添4)。

問合せ先

地震火山部地震津波監視課地震津波防災推進室 海老田、今村
電話03-6758-3900(内線5151、内線5152)

資料全文


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