御嶽山の噴火警戒レベルを1へ引下げ

報道発表日

令和4年6月23日

概要

 本日(23日)14時00分に御嶽山の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)に引き下げました。御嶽山の火山活動は静穏な状態に戻る傾向にあり、剣ヶ峰南西斜面の地獄谷火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりましたが、地獄谷火口内では、火山灰等の噴出が突発的に発生する可能性がありますので注意が必要です。

本文

 御嶽山では、2月23日に火山性地震が増加し、傾斜変動を伴う火山性微動がみられたため、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げました。その後、地震活動は3月中旬以降低調に経過しており、地殻変動観測では山体膨張を示すと考えられる伸びの変化が4月以降停滞しています。
 このことから、御嶽山の火山活動は静穏な状態に戻る傾向にあり、剣ヶ峰南西斜面の地獄谷火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと判断し、本日(23日)14時00分に噴火予報を発表して、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

 地獄谷火口内では、突発的な火山灰等の噴出に注意が必要です。
 地元自治体等が行う立入規制等に従い、また、登山する際はヘルメットを持参するなどの安全対策をしてください。


注)「火山活動が静穏な状態に戻る傾向にある」とは、「噴火の発生がなく、山体膨張や噴煙・火山ガスの増加傾向がなくなり、地震・微動が平穏時のレベルに戻る傾向が明瞭になる」状態のことを意味します。

問合せ先

地震火山部 火山監視課 火山監視・警報センター 長谷川
電話:03-6758-3900(内線 5186)

資料全文

参考資料


Adobe Reader

このサイトには、Adobe社Adobe Acrobat Reader DCが必要なページがあります。
お持ちでない方は左のアイコンよりダウンロードをお願いいたします。

このページのトップへ