線状降水帯予測精度向上に向けた技術開発・研究をオールジャパンで実施します

報道発表日

令和4年5月31日

概要

 気象庁は、線状降水帯予測精度向上に向けた技術開発・研究のため、全国の大学等の研究機関と連携して、6月よりメカニズム解明に向けた高密度な集中観測や、スーパーコンピュータ「富岳」を活用したリアルタイムシミュレーション実験を実施します。

本文

 気象庁は、令和2年12月に「線状降水帯予測精度向上ワーキンググループ」を発足し、線状降水帯の予測精度向上に向けた技術開発・研究における大学等の研究機関との連携を検討してまいりました。
 本ワーキンググループでの検討等も踏まえ、6月より下記の取組を開始します。

●線状降水帯のメカニズム解明研究のための高密度な集中観測
 線状降水帯の発生等のメカニズム解明研究を加速化するため、気象研究所が中心となり、大学等の14機関と連携して、線状降水帯の発生しやすい条件や内部構造を把握するための高密度な集中観測を実施します。

●スーパーコンピュータ「富岳」を活用したリアルタイムシミュレーション実験
 線状降水帯の予測精度向上のための数値予報技術の開発を加速化するため、文部科学省・理化学研究所の全面的な協力により、世界トップレベルの性能を有するスーパーコンピュータ「富岳」を活用して数値予報モデル開発を進めており、6月1日からは、リアルタイムシミュレーション実験を開始します。

 これらの技術開発や研究の概要については、別紙を参照ください。

問合せ先

総務部 企画課 伊藤(全般に関すること)
 電話:03-6758-3900(内線2229)
情報基盤部 情報政策課 熊谷(予報モデルの技術開発に関すること)
 電話:03-6758-3900(内線3105)
気象研究所 企画室 藤原(集中観測に関すること)
 電話:029-853-8535(内線203)

資料全文

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