フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山の噴火による潮位変化のメカニズム等の分析及び情報発信の強化について(当面の対応)

報道発表日

令和4年2月8日

概要

令和4年1月15日に発生した、フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山の噴火による潮位変化に関する情報発信において、主に
 ・観測された潮位変化のメカニズム等が明らかでなかったため、津波警報等の発表までに時間を要した
 ・噴火発生から津波警報等の発表までの間の情報発信が不十分だった
といった課題がありました。これらの課題について、当面、有識者による潮位変化のメカニズム等の分析・情報発信のあり方の検討や「遠地地震に関する情報」を活用した情報発信を行います。

本文

(1)有識者による潮位変化のメカニズム等の分析・情報発信のあり方の検討
 今般の噴火で発生した潮位変化のメカニズム等を分析するため、「津波予測技術に関する勉強会」を開催します(委員名簿は別紙1参照)。令和3年度中に2回程度開催し、分析結果を取りまとめる予定です。第1回(通算第19回)は、令和4年2月14日(月)に開催予定です。詳細については、別途お知らせします。
 さらに、火山噴火等に伴う潮位変化に対する情報発信のあり方を議論するための検討会を開催します。令和4年度前半に3回程度開催し、検討結果を取りまとめる予定です。詳細については、決まり次第お知らせします。
 また、これらの会議において、調査・研究や監視・評価に資する技術開発等、中長期的に取り組むべき課題への対応方針も議論します。

(2)「遠地地震に関する情報」を活用した情報発信
 上記会議において取りまとめられるまでの当面の情報発信として、海外で大規模噴火が発生した場合や、大規模噴火後に日本へ津波の伝わる経路上にある海外の津波観測点で潮位変化が観測された場合に、「遠地地震に関する情報」により、日本でも火山噴火等に伴う潮位変化が観測される可能性がある旨をお知らせします(情報文のイメージは別紙2参照)。また、その後の国内外の潮位変化に応じて、津波警報等の仕組みを活用して津波警報や津波注意報を発表します。なお、会議の議論の進展を踏まえ、適宜、運用の改善を図ります。

問合せ先

地震火山部管理課 宮岡、相澤、福山
電話 03-6758-3900(内線 5104、5103、5121)

資料全文


Adobe Reader

このサイトには、Adobe社Adobe Acrobat Reader DCが必要なページがあります。
お持ちでない方は左のアイコンよりダウンロードをお願いいたします。

このページのトップへ