桜島の警戒が必要な範囲を居住地域近くまで拡大
報道発表日
令和３年４月25日
概要
本日（25日）02時40分に桜島に火口周辺警報（噴火警戒レベル３、入山規制）を発表し、警戒が必要な範囲を居住地域近くまで拡大しました。桜島の南岳山頂火口及び昭和火口から２kmを超えた居住地域近くまでの範囲では、大きな噴石及び火砕流に警戒が必要です。
本文
桜島では、本日（25日）01時09分に爆発が発生し、01時52分に噴火速報を発表しました。この噴火に伴い火砕流が発生し、南西側へ約1.8km流下しました。
桜島では、噴火活動がさらに活発化する恐れがあることから、本日（25日）02時40分に火口周辺警報（噴火警戒レベル３、入山規制）を発表し、警戒が必要な範囲を居住地域近くまで拡大しました。
南岳山頂火口及び昭和火口から２kmを超えた居住地域近くまでの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
問合せ先
気象庁地震火山部火山監視課 中村
電話：03-3434-9119 FAX：03-3434-9044
