令和3年3月の地震活動及び火山活動について
報道発表日
令和3年4月8日
概要
令和3年3月の地震活動及び火山活動について解説します。
本文
- 地震活動
- 全国の地震活動
3月15日の和歌山県北部の地震(M4.6)により最大震度5弱を観測しました。3月20日の宮城県沖の地震(M6.9)により、最大震度5強を観測しました。この地震により、負傷者11人、住家一部破損2棟などの被害がありました(令和3年3月29日17時現在、被害は総務省消防庁による)。
全国で震度3以上を観測した地震の回数は13回で、このうち、最大震度4以上を観測した地震は6回でした。日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は84回でした。
- 全国の地震活動
- 火山活動
警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和3年4月8日14時現在)。
諏訪之瀬島では、31日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げ、4月5日(期間外)に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。
薩摩硫黄島では、8日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)を切り替え、警戒が必要な範囲を、これまでの硫黄岳火口中心から概ね1kmから、概ね0.5kmに変更しました。
浅間山では、23日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
霧島山(新燃岳)では、1日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
草津白根山(白根山(湯釜付近))では、23日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
問合せ先
地震:地震火山部 管理課 担当 宮岡 電話 03-6758-3900(内線 5104)FAX 03-3584-8642
火山:地震火山部 火山監視課 担当 中村 電話 03-6758-3900(内線 5182)FAX 03-3434-9044
資料全文
- 令和3年3月の地震活動及び火山活動について[PDF形式: 780KB]
- 別紙1(日本の主な地震活動)[PDF形式: 966KB]
- 別紙2(世界の主な地震活動)[PDF形式: 1.69MB]
- 別紙3(日本の主な火山活動)[PDF形式: 869KB]
- 別紙4(世界の主な火山活動)[PDF形式: 928KB]
※「関東・中部地方の主な地震活動」の2枚目の「3月16日 茨城県南部の地震」の1行目、
地震の発生年を訂正しました(誤:「2020年」→正:「2021年」)。(令和3年4月9日)
参考資料
- 令和3年3月に震度1以上を観測した地震[PDF形式: 0.97MB]
- 令和3年3月に長周期地震動階級1以上を観測した地震[PDF形式: 302KB]
- 緊急地震速報の提供状況[PDF形式: 563KB]
国土地理院のGNSSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。