令和3年3月20日18時09分頃の宮城県沖の地震について(第2報)
-「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第92報)-

報道発表日

令和3年3月29日

本文

地震の概要
検知時刻
(最初に地震を検知した時刻)
3月20日18時09分
発生時刻
(地震が発生した時刻)
3月20日18時09分
マグニチュード6.9(暫定値)
場所および深さ宮城県沖 深さ 59km(暫定値)
発震機構西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型
震度【最大震度5強】宮城県の登米市(とめし)・大崎市(おおさきし)・涌谷町(わくやちょう)・美里町(みさとまち)・岩沼市(いわぬまし)など、合計10の市町村で最大震度5強を観測した他、北海道から近畿地方にかけて震度5弱~1を観測

※今回の地震は「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震と考えられます。

○ 防災上の留意事項

 宮城県沖での地震活動は、次第に減衰する傾向にあり、強い揺れをもたらす地震が発生する可能性は、地震発生当初に比べ低くなりました。
 しかし、この3日間(3月26日から3月28日)で震度1以上を観測した地震が1回発生するなど、平常時より地震が多い状況が継続しており、現状程度の地震活動は当分続くと考えられます。
 今回の地震で揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意してください。
 また、東北地方太平洋沖地震の余震域内の地震活動は、全体として東北地方太平洋沖地震前の状態に近づきつつありますが、1年あたりの地震の発生数は、東北地方太平洋沖地震の発生前より多い状態が続いていますので、引き続き注意してください。地震調査研究推進本部の長期評価によると、今回発生した地震の震源域が位置する宮城県沖は、定常的に地震活動が活発で、規模の大きな地震が高い確率で発生すると評価されていることにも留意が必要です。
 なお、日本国内では、いつどこで強い揺れを伴う地震が発生してもおかしくありませんので、日頃からの地震への備えを心がけてください。

○ 地震活動の状況

 今回の地震発生後、29日8時0分現在、震度1以上を観測した地震が28回(最大震度2が6回、最大震度1が22回)発生しています。


図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。

問い合わせ先

(防災上の留意事項、全般について)
 地震火山部 地震津波監視課 地震津波防災推進室 福満 
 電話 03-6758-3900(5152)  FAX 03-3584-8644

(地震活動について)
 地震火山部 地震火山技術・調査課 大規模地震調査室 武田 
 電話 03-6758-3900(5267) FAX 03-3584-8643

資料全文


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