令和3年2月13日23時08分頃の福島県沖の地震について
-「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第89報)-
報道発表日
令和3年2月14日
本文
地震の概要 | |
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検知時刻 (最初に地震を検知した時刻) | 2月13日23時08分 |
発生時刻 (地震が発生した時刻) | 2月13日23時07分 |
マグニチュード | 7.3(暫定値;速報値7.1から更新) |
場所および深さ | 福島県沖 深さ 55km(暫定値;速報値約60kmから更新) |
発震機構 | 西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(速報) |
震度 | 【最大震度6強】宮城県の蔵王町(ざおうまち)、福島県の国見町(くにみまち)、相馬市(そうまし)、新地町(しんちまち)で最大震度6強を観測した他、北海道から中国地方にかけて震度6弱~1を観測 |
※今回の地震は「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震と考えられます。
○ 防災上の留意事項
この地震により、青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県九十九里・外房で若干の海面変動が予想されますが、被害の心配はありません。
揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情が無い限り危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてください。
過去の事例では、大規模地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1~2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意してください。特に今後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。
また、東北地方太平洋沖地震の余震活動は、全体として徐々に低下している傾向にあるものの、1年あたりの地震の発生数は、東北地方太平洋沖地震の発生前より多い状態が続いていますので、引き続き注意してください。
○ 地震活動の状況
今回の地震発生後、14日00時40分現在、震度1以上を観測した地震が12回発生しています(震度3:2回、震度2:4回、震度1:6回)。
○ 長周期地震動の観測状況
福島県中通りでは、長周期地震動階級4を観測しました。この地域の高層ビル高層階等では、立っていることができず、はわないと動けない、固定していない家具の大半が移動し倒れるものもあるなどの非常に大きな揺れになった可能性があります。
○ 緊急地震速報の発表状況
この地震に対し、地震波検知から10.0秒後の23時08分10.2秒に緊急地震速報(警報)を発表しました。
図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。
問い合わせ先
地震火山部 地震津波監視課
電話 03-3434-9041 FAX 03-3584-8644