霧島山（えびの高原（硫黄山）周辺）の噴火警戒レベルの判定基準の改定について

令和２年６月26日

霧島山（えびの高原（硫黄山）周辺）（宮崎県・鹿児島県）噴火警戒レベルの判定基準のうち、
レベル２及び３に引き上げる基準について見直しました。

　気象庁では、噴火警戒レベルを運用している全国の火山について、噴火警戒レベルの判定基準の精査作業を進め、順次公表しています。
　また、火山活動の状況や新たな知見をもとに随時見直しを図っています。
　今般、霧島山（えびの高原（硫黄山）周辺）（宮崎県・鹿児島県）について、これまでの観測事例や研究成果をもとに、噴火警戒レベルの判定基準を以下のとおり見直しました。

　・水蒸気噴火に至る新たなモデルを念頭に、平成30年（2018年）４月の噴火に至るまでの観測データを踏まえ、レベル２へ引き上げる定量的な基準（地震回数及び微動振幅基準）を設定した
　・大きな噴石の飛散、火砕流、溶岩流等が発生した場合にレベル３へ引き上げる基準について、噴火に拡大傾向がみられ、火口から概ね１kmを超えると予想される、または火口から概ね１kmを超えた場合に変更した

　【噴火警戒レベルの判定基準の公表方法】
　気象庁ホームページの「噴火警戒レベルの判定基準」のページ（以下URL）で公表
　https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/keikailevelkijunn.html

地震火山部 火山課 　 長谷川
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